<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	
	xmlns:georss="http://www.georss.org/georss"
	xmlns:geo="http://www.w3.org/2003/01/geo/wgs84_pos#"
	>

<channel>
	<title>児童文学  |  古典のいぶき</title>
	<atom:link href="https://koten-ibuki.com/tag/juvenile-lit/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://koten-ibuki.com</link>
	<description>世界一やさしく古典文学を解説！</description>
	<lastBuildDate>Sat, 01 Aug 2020 06:33:04 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	

<image>
	<url>https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/cropped-cfa8b3e1fa50b36f2dba85e72feba21e-32x32.png</url>
	<title>児童文学  |  古典のいぶき</title>
	<link>https://koten-ibuki.com</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
<site xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">163894182</site>	<item>
		<title>宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』のあらすじや感想、内容の解説！「本当の幸せ」とは何なのか？</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/milky-way-railroad/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/milky-way-railroad/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[安恵あゆみ]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 31 Mar 2020 07:39:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本文学]]></category>
		<category><![CDATA[日本近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[児童文学]]></category>
		<category><![CDATA[Kindle Unlimited対応]]></category>
		<category><![CDATA[青空文庫対応]]></category>
		<category><![CDATA[宮沢賢治]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=2378</guid>

					<description><![CDATA[そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとおって、ときどき眼めの加減か、ちらちら紫むらさきいろのこまかな波をたてたり、虹にじのようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、野原にはあっちにもこっちにも、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<blockquote><p>そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとおって、ときどき眼めの加減か、ちらちら紫むらさきいろのこまかな波をたてたり、虹にじのようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、野原にはあっちにもこっちにも、燐光りんこうの三角標が、うつくしく立っていたのです。</p></blockquote>
<p>これは、宮沢賢治<a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E5%A4%9C-%E5%AE%AE%E6%B2%A2-%E8%B3%A2%E6%B2%BB-ebook/dp/B01EUC17SW/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;dchild=1&amp;keywords=%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E5%A4%9C+%E9%9D%92%E7%A9%BA%E6%96%87%E5%BA%AB&amp;qid=1585636326&amp;sr=8-1&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=2110c40c6076e1006e4bc05858046bbd&amp;language=ja_JP">『銀河鉄道の夜』</a>内で描かれる、列車から見た天の川の描写です。約1世紀前に書かれた作品とは思えないほど洗練され美しい文章ですね。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01EUC17SW/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>超有名な作品ですが、本作について「何となくは理解できたけど最終的に何が言いたかったのか分からなかった…」そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか？</p>
<p>個性的な語感センスもさることながら、宮沢賢治の作品には教養人である賢治の生死感、人生観が作中に散りばめられています。そのため、事前知識無しだと「今の描写はどういう意味なの？」と戸惑う事もあるでしょう。</p>
<p>今回は是非皆さんと『銀河鉄道の夜』ひいては宮沢賢治の基本知識を共有させて頂き、本作の魅力をより堪能出来るようお手伝いをさせて頂きたく思います。</p>

<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">『銀河鉄道の夜』の作品情報</span></h2>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>宮沢賢治</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>1924年から1933年</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td><a href="https://koten-ibuki.com/category/jpn-lit/">日本</a></td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>日本語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td><a href="https://koten-ibuki.com/tag/juvenile-lit/">児童文学</a></td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/aozora/">青空文庫</a></th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>〇</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>本作は電子化が進んでおり、</p>
<div class="blank-box">・<a href="https://www.amazon.co.jp/Kindle-Paperwhite-%E9%98%B2%E6%B0%B4%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-WiFi-8GB-%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%A4%E3%81%8D-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07HCSQ48P/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=kindle&amp;qid=1579691587&amp;sr=8-3&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=36aff67571844df7de440031745ba15f&amp;language=ja_JP">Kindle端末</a><br />
・<a href="https://koten-ibuki.com/aozora/">青空文庫</a><br />
・<a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;amp;_encoding=UTF8&amp;amp;tag=koten-ibuki-22&amp;amp;linkCode=ur2&amp;amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;amp;camp=247&amp;amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></div>
<p>のすべてで作品を楽しむことができます。</p>
<h2><span id="toc2">『銀河鉄道の夜』の簡単なあらすじ</span></h2>
<p>主人公の少年・<strong>ジョバンニ</strong>はあまり裕福な家庭の子ではなく、働きながら学校へ通っています。母親は病気がちで、1人いる姉は既に結婚し家を離れており、かつ父親は遠方の漁に出ており家に帰って来ません</p>
<p>ジョバンニは労働の疲れのせいで授業も身に入らず、クラスメイトからそんな家庭の境遇を馬鹿にされていました。そんな中、親友の<strong>カンパネルラ</strong>だけは、ジョバンニを馬鹿にせず接してくれます。</p>
<p>ある日の授業が終わった後、クラスメイトが集まって、今夜開催されるお祭り「星祭」について話しているようです。けれどもジョバンニは友人たちに混ざることなく、活版所のアルバイトへ向かいます。</p>
<p>アルバイトを終え家に帰ると、母親の牛乳を取ってくるお使いのついでに星祭を観に行こうと街に向かいます。牛乳屋からの帰り、ジョバンニはクラスメイトの集団とすれ違いました。</p>
<p>その際、父親についてクラスメイトから心無い一言を投げかけられ、ショックを受けます。</p>
<p>さらにその集団の中に申し訳無さそうな顔のカンパネルラを見つけ、耐えきれなくなったジョバンニは黒い丘の方へ駆け出していきました。</p>
<p>一人暗い丘に来たジョバンニが冷たい草の上に寝転がっていると、どこからか「銀河ステーション、銀河ステーション」と不思議な声がします。</p>
<p>すると眩い光に包まれ、気がつくと銀河を走る銀河鉄道に乗っています。そして車内を見ると、何故か服が濡れたカンパネルラがいました。ここから、二人の不思議な銀河鉄道の旅が始まるのです。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい！</span></h2>
<div class="blank-box">・詩的な表現や個性的な文章表現に触れたい方<br />
・幻想的なファンタジーが好きな方<br />
・人のために生きるとは何か、ヒントが欲しい方</div>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc4">『銀河鉄道の夜』の作者や宗教観、後世の評価を解説！</span></h2>
<h3><span id="toc5">岩手の素朴な作家？いえいえ、意外とガンコで情熱家</span></h3>
<p>皆さんは、本作の作者・<strong>宮沢賢治</strong>を「岩手県で童話を書いていた、病弱で純朴な人」というように認識されていると思います。</p>
<p class="text-pos"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="wp-image-2379 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/800px-Miyazawa_Kenji-722x1024.jpg" alt="宮沢賢治 写真" width="354" height="502" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/800px-Miyazawa_Kenji-722x1024.jpg 722w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/800px-Miyazawa_Kenji-211x300.jpg 211w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/800px-Miyazawa_Kenji-768x1090.jpg 768w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/800px-Miyazawa_Kenji.jpg 800w" sizes="(max-width: 354px) 100vw, 354px" /><span class="quote">宮沢賢治（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>これは決して間違いではないのですが、実際の彼は<strong>かなり活動的で、かつ情熱的な人生を送っていた</strong>ことが知られています。</p>
<p>そこで、一般的な賢治のイメージとかけ離れたエピソードを中心に、彼の人生を簡単に説明したいと思います。</p>
<p>宮沢賢治は、1896年に岩手県花巻市で非常に裕福な質屋の家に生まれます。彼はごくごく普通の、少し体の弱い病弱な子供であったそうです。1909年、彼は盛岡中学校（現在の盛岡第一高校）に進学しました。</p>
<p>この時期、賢治は家業について強い嫌悪感を抱いていました。質屋とは、お金のない人にお金を貸して儲ける浅ましい事であると考え、賢治が店番に出ていた時は貸した金の利子を取らなかったそうです。</p>
<p>そのようなエピソードからもなんとなくわかるかと思いますが、彼は思い込むと一直線に行動を起こす男でした。</p>
<p>例えば、</p>
<div class="blank-box">
<p>・父親に「東京で人工宝石を作って販売したいので、資金援助をして欲しい」と訴える→案の定、父とは生涯にわたって対立</p>
<p>・東京で影響を受けた宗教団体に、特につてがないのに岩手から飛び出して向かってしまう→親友、保阪嘉内に対し、宗教団体に加入するよう勧め過ぎて距離を置かれる</p>
<p>・「女性と無闇に関係を持つのは良くない」と考え、自分のことを好きな女性と会う時は、顔に墨を塗って嫌われようとした</p>
<p>・せっかく農学校の先生になったのに、学生には農業を教えているのに自分は給料を貰って働いている矛盾に耐えきれず退職した</p>
</div>
<div>などなどの伝説が残されており、単なる「気弱で病弱な作家」ではないことがわかると思います。</div>
<h3><span id="toc6">賢治はさまざまな宗教を熱心に信仰した</span></h3>
<p>本作を深く語る上で欠かせないのは<strong>「宮沢賢治の宗教観を理解すること」</strong>です。</p>
<p>実家は浄土真宗に属していて、家族は熱心な信者でした。さらに盛岡中学校に進学すると、英語を教えていたバプテスト派（プロテスタントの一派）の牧師と交流を深め、キリスト教への関心を高めていきました。</p>
<p>同時にこの時期はキリスト教のカトリック教会にも通っていた（カトリックとプロテスタントは「宗教戦争」を起こしたこともあるほど険悪だったことも）そうですので、彼はある意味非常に日本的な、一つの宗教に拘らないおおらかな宗教観を持ち合わせていたといえるでしょう。</p>
<p>その後、賢治はなかば家出のような形で上京し、日蓮宗を母体とした宗教団体<strong>「国柱会」</strong>に入会。国柱会とは晩年疎遠になったとも言われますが、彼が日蓮宗から大きな影響を受けたことは確かでしょう。</p>
<p>簡単に経歴をまとめただけですが、宮沢賢治がいかにに多くの宗教的な知識を持っていたかがわかります。これらの豊かな経験が、本作に反映されているのです。</p>
<h3><span id="toc7">本作のようなファンタジー作品はなかなか受け入れられなかった</span></h3>
<p>今でこそ「知らない人はいない」とまで言い切れる不朽の名作として知られるようになった本作。ですが、その大きな評価は後年になって与えられたもので、出版当時は軽んじられていたことをご存じでしょうか？</p>
<p>その理由を簡単に言えば「当時のトレンド作品ではなかった」から。当時は説法や勧善懲悪のわかりやすい物語が流行しており、本作のようなファンタジー色の強い作品は避けられる傾向にありました。</p>
<p>どのくらい避けられたかといえば、海外の名作を訳す際、翻訳者が<strong>勝手に話のオチを変え、ただの説教話にしてしまうこともあった</strong>ほど。</p>
<p>例えば、当時翻訳された児童古典の名作<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%AB-ebook/dp/B01914HLHK/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;dchild=1&amp;keywords=%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9&amp;qid=1585636793&amp;sr=8-8&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=8c610c6b54e8894dd46b451e2593904b&amp;language=ja_JP">『不思議の国のアリス』</a>の主人公の名前は「あやちゃん」で、ハンプティ・ダンプティはなんと「卵男」または「丸長飯櫃左衛門（マルナガイイビツザエモン）」などとされ出版されていました。現代に生きる我々にしてみれば、もはや何のことやらサッパリ分かりません……。</p>
<p>また、当時の日本で「児童文学」のジャンルに属する本・作家は、「日本児童文学の父」とも言われる児童文学者・鈴木三重吉の主宰する文芸雑誌『赤い鳥』に掲載され、かつ評価されることが非常に大きなステータスになりました。</p>
<p class="text-pos"><img decoding="async" class="wp-image-2380 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/AnyConv.com__Suzuki_Miekichi.jpg" alt="鈴木三重吉　写真" width="343" height="500" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/AnyConv.com__Suzuki_Miekichi.jpg 388w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/03/AnyConv.com__Suzuki_Miekichi-206x300.jpg 206w" sizes="(max-width: 343px) 100vw, 343px" /><span class="quote">鈴木三重吉（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>しかしながら、この鈴木三重吉と宮沢賢治の世界観は相性が悪く、賢治の<strong>「ファンタジー性が強く個性的な造語が飛び交う世界観」を評価しなかった</strong>ことも彼の名が世に出るのが遅れた要因の一つです。</p>
<p>事実、鈴木三重吉の弟子であり、当時の児童文学の大御所であった坪田譲治は『銀河鉄道の夜』や『かしわばやしの夜』（宮沢賢治の別作品。大きな話の筋があるわけでなく、幻想的な描写が多い）は「何となく馴染めない……」と感想を語ったそうです。</p>
<p>ただ、ここで一つ言っておきたいのは、「これほどまでに偉大な作家を評価しなかった当時の文壇はクソ！」という話がしたいわけではないということ。先ほども見たように、「アリス」を「あやちゃん」と翻訳した方が良いと思われるような時代において、主人公の名前を「ジョバンニ」や「カンパネルラ」とするような賢治の感性が進み過ぎていたと言ったほうが正解だと思います。</p>
<p>また、当時も賢治の事を評価する声がなかったわけではありませんが、総じて前衛的な作家たちから評価されたと言われています。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ！</strong></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://koten-ibuki.com/milky-way-railroad/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">2378</post-id>	</item>
		<item>
		<title>小説『君たちはどう生きるか』のあらすじや感想・作者の解説！原作として漫画化され大ヒットした教養書</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/how-do-you-live/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/how-do-you-live/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[ミネルバの梟]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 11 Feb 2020 12:47:11 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本文学]]></category>
		<category><![CDATA[日本近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[児童文学]]></category>
		<category><![CDATA[吉野源三郎]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=2224</guid>

					<description><![CDATA[「2018年に最も読まれた本」として書店に並んだ漫画『君たちはどう生きるか』。 新書として大ヒットした作品ですが、この本には原作があることをご存じでしょうか？ その作品とは、今から約80年前の昭和12年（1937年）に出 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「2018年に最も読まれた本」として書店に並んだ漫画<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%BC%AB%E7%94%BB-%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E5%90%89%E9%87%8E%E6%BA%90%E4%B8%89%E9%83%8E-ebook/dp/B075QYT6KK/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B&amp;qid=1581419963&amp;s=digital-text&amp;sr=1-1&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=3df3fe6d96eb093ae1951cfc667e3944&amp;language=ja_JP">『君たちはどう生きるか』</a>。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B075QYT6KK/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>新書として大ヒットした作品ですが、この本には原作があることをご存じでしょうか？</p>
<p>その作品とは、今から約80年前の昭和12年（1937年）に出版された同名の小説<a href="https://www.amazon.co.jp/%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%90%89%E9%87%8E-%E6%BA%90%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4003315812/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B&amp;qid=1581423762&amp;sr=8-3&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=8d6df99eb9e0053c3816cc451959c2b6&amp;language=ja_JP"><strong>『君たちはどう生きるか』</strong></a>です。</p>
<div class="amazon-item-box product-item-box no-icon pis-m 本 4003315812 cf"><figure class="amazon-item-thumb product-item-thumb"><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/dp/4003315812?tag=koten-ibuki-22&#038;linkCode=ogi&#038;th=1&#038;psc=1" class="amazon-item-thumb-link product-item-thumb-link image-thumb" target="_blank" title="君たちはどう生きるか (岩波文庫 青 158-1)"><img decoding="async" src="https://m.media-amazon.com/images/I/41zSb7-mBwL._SL160_.jpg" alt="君たちはどう生きるか (岩波文庫 青 158-1)" width="114" height="160" class="amazon-item-thumb-image product-item-thumb-image"><div class="amazon-item-thumb-l product-item-thumb-l image-content"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://m.media-amazon.com/images/I/41zSb7-mBwL._SL500_.jpg" alt="" width="357" height="500"></div></a><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/dp/4003315812?tag=koten-ibuki-22&#038;linkCode=ogi&#038;th=1&#038;psc=1" class="swatchimages" target="_blank"></a></figure><div class="amazon-item-content product-item-content cf"><div class="amazon-item-title product-item-title"><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/dp/4003315812?tag=koten-ibuki-22&#038;linkCode=ogi&#038;th=1&#038;psc=1" class="amazon-item-title-link product-item-title-link" target="_blank" title="君たちはどう生きるか (岩波文庫 青 158-1)">君たちはどう生きるか (岩波文庫 青 158-1)</a></div><div class="amazon-item-snippet product-item-snippet"><div class="amazon-item-maker product-item-maker">岩波書店</div><div class="amazon-item-review product-item-review item-review"><span class="fa fa-comments-o" aria-hidden="true"></span> <a rel="nofollow noopener" class="amazon-item-review-link  product-item-review-link item-review-link" href="https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4003315812/?tag=koten-ibuki-22" target="_blank">Amazonの商品レビュー・口コミを見る</a></div></div><div class="amazon-item-buttons product-item-buttons"><div class="shoplinkbtn shoplinkbtn1"><a rel="nofollow noopener" href="https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784003315811" target="_blank">紀伊国屋</a></div><div class="shoplinkamazon"><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/dp/4003315812?tag=koten-ibuki-22&#038;linkCode=ogi&#038;th=1&#038;psc=1" target="_blank">Amazon</a></div><div class="shoplinkbtn shoplinkbtn2"><a rel="nofollow noopener" href="https://books.rakuten.co.jp/rb/20537/?l-id=search-c-item-text-05" target="_blank">Kobo</a></div><div class="shoplinkbtn shoplinkbtn3"><a rel="nofollow noopener" href="https://honto.jp/netstore/pd-book_00234514.html" target="_blank">honto</a></div></div></div></div>
<p>子ども向けの作品なので読みやすい一方、大人が読んでも多くの学びを得られる優れた一冊。</p>
<p>今回の記事では、作品に隠された奥深い部分を中心に解説していきます。</p>
<p>なお、<strong>1ページ目にあらすじや作品情報・トリビアといった解説文</strong>を、<strong>2ページ目は書評(ネタバレ多め)</strong>を掲載していますので、部分ごとに読んでいただいても大丈夫です。</p>

<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">『君たちはどう生きるか』の作品情報</span></h2>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>吉野源三郎</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>1937年</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>日本</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>日本語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>児童文学</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>とても読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>この本は<strong>「日本少国民文庫」</strong>という、子どもたちに向けて書かれたシリーズものの最終刊として企画されました。</p>
<p>そのため、大変読みやすく、また親しみやすい文章となっています。</p>
<p>一方で内容はとても奥深く、大人が読んでも十分に読み応えがあるでしょう。むしろ、読者の人生経験が深いほど、得られる気づきも多い。</p>
<p>岩波文庫にも収められていますが、シリーズのなかでは最も読みやすい作品といってよいでしょう。</p>
<h2><span id="toc2">『君たちはどう生きるか』の簡単なあらすじ</span></h2>
<p>15歳（旧制中学2年）になる<strong>本田潤一</strong>君は、ひょんなことから<strong>叔父さん</strong>に<strong>「コペル君」</strong>とあだ名をつけられてしまいました。</p>
<p>このコペル君は、成績優秀でスポーツもこなすクラスの人気者。とっても素直で元気のいい男の子ですが、少しいたずら好きなところがたまにキズ。</p>
<p>コペル君は、学校の友達との間で様々な出来事を経験します。発見があったり、悩んだり、苦しくて涙したり。</p>
<p>そんなコペル君を叔父さんは温かく見守り、彼のためにノートにメッセージを記すことで、そっとアドバイスを残すのでした。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・自分の生き方を深く考えてみたい</strong></p>
<p><strong>・子育ての参考になる本を探している</strong></p>
<p><strong>・とにかく岩波文庫を一冊読んでみたい</strong></p>
</div>
<div>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

</div>
<h2><span id="toc4">『君たちはどう生きるか』の作者や構成、時代背景の解説！</span></h2>
<p>本作は子ども向けの作品なので、話の筋や内容を理解するのは難しくありません。</p>
<p>しかし、その易しさの裏側には「優秀な作者の願い」が隠されているのです。</p>
<h3><span id="toc5">作者・吉野源三郎は多芸多才な人物だった</span></h3>
<p>作者・<strong>吉野源三郎</strong>は、1899年（明治32年）生まれの児童文学者・編集者。</p>
<p>肩書きは幅広く、</p>
<div class="blank-box">・評論家<br />
・翻訳家<br />
・ジャーナリスト<br />
・反戦運動家</div>
<p>と呼ばれることもあります。</p>
<p>戦後も一貫して、進歩主義・自由主義的な立場から日米安保など様々な政治問題へ積極的に言及。</p>
<p>一言で表わせば、彼は<strong>「モノ申す文学者」</strong>といえます。</p>
<p>しかし、活動の熱心さとは裏腹に性格は大変に温厚だったようで、各方面に理解者がおり、多くの人に慕われてもいました。</p>
<p>東京大学（当時は東京帝国大学）で哲学を学び、卒業後は陸軍に入隊するという多彩な経歴も持っています。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-2226" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-1024x579.jpg" alt="東京大学" width="813" height="459" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-1024x579.jpg 1024w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-300x170.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-768x434.jpg 768w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280-320x180.jpg 320w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/university-2127450_1280.jpg 1280w" sizes="(max-width: 813px) 100vw, 813px" /></p>
<p>非常に幅広い経験に裏打ちされた主張は、非常に説得力に富み、誰もが彼に一目置かざるを得ませんでした。</p>
<p>「岩波文庫」でおなじみの岩波書店に入社し、現在でも学生はレポートや卒論などで大変お世話になる（私もそうでした）岩波新書を創刊したのも彼。</p>
<p>政治学者・丸山真男や哲学者・鶴見俊輔、さらには現在も子供から大人まで幅広く人気を集める映画監督・宮崎駿など、彼を崇敬する文化人は少なくありません。</p>
<p>ちなみに、鶴見俊輔は本作を絶賛しており<strong>「日本人の書いた最も独創的な哲学書の一つ」</strong>と評しています。</p>
<p>彼も若い時にこの書を手に取り、多くの洞察を得たと著作のあちこちに記しています。</p>
<p>日本を代表する偉大な哲学者をして、「最も独創的な哲学書」と言わしめた本作。読者層の広さをうかがわせるエピソードです。</p>
<h3><span id="toc6">コペル君と叔父さんのハートフルなやりとり</span></h3>
<p>本作は、子供たちの道徳・教養教育を目的に執筆されました。まさに『君たちはどう生きるか』というタイトルのとおり。</p>
<p>このような狙いで書かれた文章は、どうしても説教臭く、正しさの押し付けになりがち。</p>
<p>しかし、本作には説教臭さや押し付けといった雰囲気を一切感じることがありません。</p>
<p><strong>それは、独特の作品構成が原因です。</strong></p>
<p>本作は全部で10章からなりますが、そのうち6つの章ではある工夫が施されています。章尾に<strong>「おじさんからのノート」</strong>という形で、叔父さんからコペル君へのアドバイスが記されているのです。</p>
<p>物語は、旧制中学に通う15歳のコペル君の学校生活を中心に進んでいきます。</p>
<p>彼は学校生活の中で色々と壁にぶち当たり、悩みます。感受性豊かな思春期ならではの心理でしょう。</p>
<p>そのうえで、こうした悩みや、そこから得た気づきを叔父さんに話します。</p>
<p>普通の大人なら、思春期丸出しの子どもの悩みなど「下らない」と思いながら適当に返してしまうでしょう。</p>
<p>しかし、本作に登場する叔父さんは一味違います。</p>
<p><strong>叔父さんはコペル君の考えを真正面から受け止め、本当に親身になって応えてくれるのです。</strong></p>
<p>叔父さんは大学を卒業したばかりですが、言うまでもなく彼の言葉には経験豊富な作者の深い洞察が裏打ちされています。</p>
<p>親身な叔父さんの物腰と作者・吉野源三郎の豊富な知識。</p>
<p>この二つが相まって、「君たちはどう生きるか」というハードな問いを、一般人や子どもたちにも飲み込みやすく説明してくれる作品なのです。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">軍国主義に対抗するための作品として執筆された一面も</span></h3>
<p>この作品が発表されたのは1937年（昭和12年）。4年後の1941年（昭和16年）には、日本も真珠湾攻撃により第二次世界大戦に参戦することになります。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-2225 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/1024px-Pearl_harbour.png" alt="真珠湾攻撃　様子" width="617" height="500" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/1024px-Pearl_harbour.png 1024w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/1024px-Pearl_harbour-300x243.png 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/02/1024px-Pearl_harbour-768x623.png 768w" sizes="(max-width: 617px) 100vw, 617px" /><span class="quote">真珠湾攻撃（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>1945年（昭和20年）の敗戦に向かい、泥沼にはまっていく時代でした。</p>
<p>軍国主義が広がる中、とても息苦しく、「お国のため」に個人の幸せや自由が抑圧されていた一面も。</p>
<p><strong>彼はそのような空気を良しとせず、なんとか言論により軍国主義に抵抗したいと考えていました。</strong></p>
<p>ただ、時代は大変に厳しかった。</p>
<p>軍国主義に反対し、自由を称賛するような行為は弾圧・投獄の対象にもなりました。</p>
<p>そこで、吉野源三郎を含めた反戦思考の知識人たちは</p>
<blockquote><p>「自由な執筆は困難」ながら「まだ少年少女に訴える余地は残って」おり、せめて次の時代を担う子どもたちだけでも偏狭な考えを乗り越え、自由な文化のあることを感じて欲しい</p></blockquote>
<p>と、強く願いました。</p>
<p>このような思いから<strong>「日本少国民文庫」</strong>という全16巻からなるシリーズを発表することを決めた作者たち。</p>
<p>『君たちはどう生きるか』はこのシリーズの最終巻をかざる作品です。</p>
<p>本作は、軍国主義の流れになんとか抗いたい、という悲痛な思いから生み出されたものなのです。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ</strong></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://koten-ibuki.com/how-do-you-live/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">2224</post-id>	</item>
		<item>
		<title>『秘密の花園』の簡潔なあらすじや感想、作品テーマを解説！生きる力の再生を描いた児童文学の名作</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/secret-garden/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/secret-garden/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[ぶんちん]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 19 Jan 2020 17:46:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アメリカ近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ文学]]></category>
		<category><![CDATA[近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[児童文学]]></category>
		<category><![CDATA[バーネット]]></category>
		<category><![CDATA[Kindle Unlimited対応]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=2054</guid>

					<description><![CDATA[「あなたは自分が好き？」 真正面からそう聞かれたら、あなたはどう答えますか？ 「自分のことは割と気に入ってるよ」という人もいれば、「自分のことはあまり好きになれない」という人もいるでしょう。 あるいは「そんなことは考えた [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「あなたは自分が好き？」</p>
<p>真正面からそう聞かれたら、あなたはどう答えますか？</p>
<p><strong>「自分のことは割と気に入ってるよ」</strong>という人もいれば、<strong>「自分のことはあまり好きになれない」</strong>という人もいるでしょう。</p>
<p>あるいは「そんなことは考えたこともない」という人もいるかもしれません。</p>
<p>いずれにせよ、この質問に少しでも心を動かされたのなら、今回ご紹介する作品<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00H6XBGRA/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=8f35b6f42808f0c7bb1d824af8707776&amp;language=ja_JP">『秘密の花園』</a>をぜひ読んでみてください。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H6XBGRA/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>ひょっとしたら、この物語の中に「あなた」を見つけるかもしれません。</p>
<p><strong>今回は、1ページ目で作品の概要やあらすじを解説、2ページ目ではネタバレありの考察をしています。</strong></p>
<p>作品を手に取るきっかけにしていただければ幸いです。</p>

<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">『秘密の花園』の作品情報（青空文庫・読み放題対応状況）</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>フランシス・ホジソン・バーネット</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>1910年（出版年は1911年）</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>物語の舞台：イギリス（執筆されたのはアメリカ）</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>英語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>児童文学</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/kindle-unlimited/">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>〇</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><strong>バーネットの作家人生の後期に執筆され、彼女の幼いころからの「庭」への熱い思いが形となった作品です。</strong></p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-2055 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Frances_Burnett-720x1024.jpg" alt="バーネット　写真" width="352" height="501" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Frances_Burnett-720x1024.jpg 720w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Frances_Burnett-211x300.jpg 211w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Frances_Burnett-768x1093.jpg 768w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Frances_Burnett.jpg 787w" sizes="(max-width: 352px) 100vw, 352px" /><span class="quote">バーネット（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>古くからガーデニングの盛んなイギリスを舞台に、庭仕事を通して人生を取り戻していく少年少女の姿を描きました。</p>
<p>また、子どもたちの視点を中心に描かれた児童文学であり、難しい表現も少なめ。</p>
<p>古典を読みなれていない方にも読みやすい作品です。</p>
<p>さらに、本作は電子書籍として読むことも可能で、その際はAmazon発売のリーダー<a href="https://www.amazon.co.jp/Kindle-Paperwhite-%E9%98%B2%E6%B0%B4%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-WiFi-8GB-%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%A4%E3%81%8D-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07HCSQ48P/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=kindle&amp;qid=1579595372&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=6662c6fb1c5078de7c0323c68ab73aef&amp;language=ja_JP">「Kindle」</a>の使用をオススメします。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07HCSQ48P/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>加えて、Amazonが提供する読み放題サービス<a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">「Kindle Unlimited」</a>にも対応しています。</p>
<p class="text-pos"><span class="quote">＼500作以上の古典文学が読み放題！／</span><span style="color: #003366;"><a class="btn btn-orange btn-l" style="color: #003366;" href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する！</a></span></p>
<h2><span id="toc2">『秘密の花園』の簡潔なあらすじ</span></h2>
<p>英国領インドに暮らす少女<strong>メアリ</strong>。英国軍大尉の父、華やかで美しい母との間に生まれた彼女は、インド人の乳母たちに囲まれ、何不自由ない暮らしを送っていました。</p>
<p>しかし、父や母とのふれあいはなく、乳母たちは何でもメアリの思い通りにさせたため、メアリは本人も気づかぬうちに「黄色い顔の醜い暴君」となっていきました。</p>
<p>そんな中、インドでコレラが大流行し、メアリの父と母も亡くなってしまいます。</p>
<p>一度も会ったことのない叔父、<strong>アーチボルド・クレイヴン</strong>に引き取られることになったメアリ。</p>
<p>イギリス・ヨークシャーにある、ミッスルスウェイト屋敷で新たな暮らしをスタートさせます。</p>
<p>しかし、このお屋敷は、人の気配がほとんどなく、開かずの部屋が100近くあり、立ち入り禁止の庭もあるなど不思議なことだらけ。</p>
<p>屋敷の近くに広がるムーア（荒野）もメアリは好きになれません。</p>
<p>そんなある日、庭で出会ったコマドリに導かれたメアリは、閉ざされた秘密の庭を発見します。</p>
<p>荒れ果てた庭を元気にしようと、動物と話せる地元の少年<strong>ディコン</strong>や、屋敷で孤独に育った病弱な従兄弟<strong>コリン</strong>とともに、こっそり世話を始めるのでした。</p>
<p>一人ぼっちでわがまま放題だった少年少女は、初めての庭仕事やディコンとの出会いを通してどのように変わっていくのでしょうか。</p>
<p>ムーアを抱くヨークシャーの自然や庭の美しさを背景に、生きるもののたくましさを描き出す、古典児童文学の傑作です。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">・児童文学は自分には関係ないと思っている<br />
・ガーデニングに興味がある<br />
・「自分は一人ぼっちだ」と感じることがある</div>
<h2><span id="toc4">『秘密の花園』の舞台や時代背景、後世の評価を解説！</span></h2>
<h3><span id="toc5">時代設定は、ガーデニングが流行していたヴィクトリア朝のイギリス</span></h3>
<p>物語の年代設定について作品中では特に明言されていません。が、生活様式や史実から、<strong>イギリスヴィクトリア朝の後期からエドワード朝の初頭あたり（1900年前後）</strong>ではないかと推測されます。</p>
<p>ヴィクトリア朝のイギリスでは、何を隠そう<strong>ガーデニング</strong>が流行しており、特に女性の園芸熱は相当なものだったよう。</p>
<p><strong>「女性のためのガーデニング」</strong>などの専門誌が数多く出版され、中には<strong>子どものためのガーデニング雑誌</strong>までありました。作品中でも、メアリが叔父のクレイヴンから園芸の本を贈られ、夢中で読みふけるシーンが登場しています。</p>
<p>専門誌の編集者は、<strong>「庭仕事が心身の健康につながる」</strong>と話しており、当時のガーデニングは一種の健康法としても受け入れられていたようです。</p>
<p>そうした考え方は、作品にも色濃く反映されており、庭仕事を通してメアリやコリンに表れていく変化が大きな読みどころとなっています。</p>
<h3><span id="toc6">対照的な２つの舞台「インド」と「イギリス・ヨークシャー」</span></h3>
<p>この物語の舞台は２つ存在します。一つはメアリが育った<strong>「インド」</strong>、もう一つが<strong>「イギリス・ヨークシャー」</strong>です。</p>
<p>インドは1858年～1947年までイギリスの領土でした。メアリの父は、インドに派遣された英国軍の大尉という設定。</p>
<p>当時のイギリスの上流階級では、子育ては乳母に任せるのが当たり前。インドの暮らしでもその風習は引き継がれていました。</p>
<p>父や母からの愛情を感じられない生活と、うだるような暑さが続く気候に、メアリはすっかり力を奪われていきます。</p>
<p>一方のヨークシャーは、ムーアと呼ばれる荒野が広がり、めまぐるしく変わる天候に振り回される、インドとはまた違った意味で厳しい土地。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-2057 alignnone" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/North_York_Moors.jpg" alt="ヨークシャー　写真" width="885" height="591" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/North_York_Moors.jpg 885w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/North_York_Moors-300x200.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/North_York_Moors-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 885px) 100vw, 885px" /><br />
<span class="quote">現代のヨークシャー（出典：wikipedia）</span></p>
<p><strong>しかし、庭仕事をきっかけに、季節ごとの植物や動物の営みに触れ、メアリは生きる力を得ていきます。</strong></p>
<p>そして、さまざまな表情を見せるムーアのことも、だんだんと好きになっていくのです。</p>
<p>こうした2つの舞台の違いと、メアリの変化をうまく組み合わせることで、環境が人に与える影響をより強く印象づける作品となっています。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">庭を愛した作者バーネットの「波乱万丈人生」と作品執筆の背景</span></h3>
<p>作者のフランシス・ホジソン・バーネットは、1849年、イギリス・マンチェスターの中産階級の家に生まれました。3歳で父が亡くなった後、移り住んだ先で<strong>高い壁に囲まれた庭</strong>に出会います。</p>
<p>幼かったバーネットは、荒れ果てた庭が再生していく様子を想像し楽しんでいたそうです。</p>
<p>16歳で家族とともにアメリカのテネシー州に移住しますが、一家の暮らしは貧しく厳しいものでした。</p>
<p>バーネットは、家計の足しにするために自分が作った物語を雑誌社に売り込み、月に5～6本の仕事を抱える大衆作家として活躍するようになります。1873年には、眼科医のスワンと結婚し、2人の男の子の母親にもなりました。</p>
<p>その後、1877年発表の「ローリー家の娘」が批評家に高く評価され、作家として認められたバーネット。</p>
<p>社交界や文壇などの華やかな世界で生きることを望みますが、家庭に落ち着いてほしい夫とは、気持ちがすれ違うようになります。</p>
<p>そんな中でもヒット作の一つ「小公子」を発表。バーネットは名実ともに人気作家の仲間入りを果たすこととなりました。</p>
<p><strong>しかし、成功の裏側で、1890年に長男ライオネルを結核で亡くすと、1898年にはとうとう夫と離婚。</strong>その後再婚しますが、2年ほどで離婚しています。</p>
<p>最初の離婚を機にイギリスのケント州に移ったバーネットは、<strong>メイサム館</strong>という屋敷で暮らし始めます。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-2056 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Great_Maytham_Hall_Garden_-_geograph.org_.uk_-_228928.jpg" alt="グレート・メイサムホール　庭" width="640" height="480" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Great_Maytham_Hall_Garden_-_geograph.org_.uk_-_228928.jpg 640w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Great_Maytham_Hall_Garden_-_geograph.org_.uk_-_228928-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /><span class="quote">バーネットが住んだ「メイサム館」の庭（出典：Wikipedia）</span></p>
<p><strong>屋敷の庭でのコマドリとの出会いが、幼き日の高い壁で囲まれた庭を思い起こさせ、「秘密の花園」の構想へとつながっていくのです。</strong></p>
<p>1905年に「小公女」を発表すると、1908年にはアメリカに帰化。</p>
<p>そして1911年、<strong>バーネットが62歳のとき、「秘密の花園」が発売されました。</strong></p>
<p>女性の生き方が限定されていたヴィクトリア時代に、バーネットは自らの力でアメリカでの成功をつかみ取りました。</p>
<p>アメリカとイギリスを自由に行き来する生活の中、いずれの地でも庭づくりを熱心に楽しんでいたといいます。子どもと庭を愛し、波乱万丈で型破りな人生を生き抜いたバーネットは、1924年に74歳でその生涯を閉じました。</p>
<h3><span id="toc8">作品の根底にある「マザーグース」</span></h3>
<p>作品は、冒頭からヒロインであるメアリの悪評で始まります。インド人の乳母たちに甘やかされ、両親からも見放された少女は、見た目も醜い暴君として読者の前に登場するのです。</p>
<p>そんなメアリのキャラクター設定のもととなったと言われているのが、欧米、特にイギリスで古くから親しまれているわらべうた<strong>「マザーグース」</strong>の一つ<strong>「つむじまがりのメアリ」</strong>です。</p>
<blockquote><p>つむじまがりのメアリ嬢<br />
お庭はどんなあんばいで？<br />
銀の鈴と、貝がらと<br />
マリーゴールド並べて植えちゃった</p>
<p><span class="quote">出典：秘密の花園（土屋京子訳／光文社古典新訳文庫／2007年）p21、p173</span></p></blockquote>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<p>作中、身を寄せたインドの牧師館で、メアリはそこの子どもたちにこの唄でからかわれます。</p>
<p>「庭」がテーマのわらべうたに登場する「つむじまがりのメアリ」。庭が舞台となるこの物語のメアリ像は、欧米人ならだれもが知っているフレーズから誕生したのです。</p>
<p>欧米の作品の思想を理解するためには、<strong>「聖書」</strong>と<a href="https://koten-ibuki.com/tag/shakespeare/">「シェイクスピア」</a>、そして<strong>「マザーグース」</strong>を読んでおく必要があると言われています。</p>
<p>本作を読んで興味を持たれた方は、ぜひ「マザーグース」からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。</p>
<h3><span id="toc9">「新しい女性像を描いた作品」として60年代以降に再評価された</span></h3>
<p>1911年にアメリカとイギリスで同時に発売された「秘密の花園」は、両国で好意的に受け入れられます。</p>
<p><strong>しかし、その後だんだんと評価が下がり、やがて忘れられていきました。</strong></p>
<p>1960年代以降、作品は再び注目を集め、「児童文学名作選」に選ばれたり、専門的な研究の対象になったりと、古典としての地位を確立していきます。</p>
<p>ちょうど1960年代から1970年代は、世界中で女性の新しい在り方についての議論が活発化した時期。そうした背景もあり、「秘密の花園」は<strong>新しい女性像を描いた作品</strong>としても見直され、特にアメリカで再評価されたのです。</p>
<p>そして現在では、バーネットの3大名作の一つとして演劇や映像でも親しまれ、<strong>世界中で読み継がれる古典児童文学作品</strong>となっています。</p>
<p>日本でも「庭」や「食」をテーマにした本で取り上げられるなど、イギリスの文化を伝えるという面でも評価の高い作品です。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ</strong></p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07HCSQ48P/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p class="text-pos"><span class="quote">＼500作以上の古典文学が読み放題！／</span><span style="color: #003366;"><a class="btn btn-orange btn-l" style="color: #003366;" href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する！</a></span></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://koten-ibuki.com/secret-garden/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">2054</post-id>	</item>
		<item>
		<title>『赤毛のアン』のあらすじや感想、モデル・時代背景などの解説！大人から子供まで楽しめる児童文学</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/anne-of-green-gables/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/anne-of-green-gables/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[ぶんちん]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Dec 2019 09:59:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[諸地域の近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[諸地域の文学]]></category>
		<category><![CDATA[近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[児童文学]]></category>
		<category><![CDATA[L.M.モンゴメリ]]></category>
		<category><![CDATA[Kindle Unlimited対応]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=1868</guid>

					<description><![CDATA[毎日毎日同じことの繰り返しで、なんだかつまらない…。 そう感じることはありませんか？ そんなあなたにおすすめしたいのが、カナダが生んだ赤毛のヒロインを主人公とする物語『赤毛のアン』です。 「女の子向けの児童文学」と決めつ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>毎日毎日同じことの繰り返しで、なんだかつまらない…。</p>
<p>そう感じることはありませんか？</p>
<p>そんなあなたにおすすめしたいのが、カナダが生んだ赤毛のヒロインを主人公とする物語<strong>『赤毛のアン』</strong>です。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DOT518A/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>「女の子向けの児童文学」と決めつけずに、アンの日常をぜひ一緒に楽しんでみてください。</p>
<p>読み終えた時、当たり前の日常の見え方が少しだけ変わってくるかもしれません。</p>
<p>今回は、<strong>前半であらすじや作品情報、後半で感想（ややネタバレの要素あり）</strong>を述べていきます。</p>
<p>興味を持っていただけたら、ぜひ作品を手に取ってみてください。</p>

<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">赤毛のアンの基本情報</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>L.M.モンゴメリ</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年代</th>
<td>1904年（出版年は1908年）</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>カナダ</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>英語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>児童文学</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/kindle-unlimited/">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>〇</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>アンの11歳～16歳までの少女時代を描いた、記念すべきシリーズ第一作目の作品です。</p>
<p>日常を描いた物語であるということと、読みやすく翻訳されている児童文学ということで、古典に不慣れでも読み進めやすい作品だと思います。</p>
<p>さらに、本作は電子書籍として読むことも可能で、その際はAmazon発売のリーダー<a href="https://www.amazon.co.jp/Kindle-Paperwhite-%E9%98%B2%E6%B0%B4%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-WiFi-8GB-%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%A4%E3%81%8D-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07HCSQ48P/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=kindle&amp;qid=1579595372&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=6662c6fb1c5078de7c0323c68ab73aef&amp;language=ja_JP">「Kindle」</a>の使用をオススメします。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07HCSQ48P/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>加えて、Amazonが提供する読み放題サービス<a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">「Kindle Unlimited」</a>にも対応しています。</p>
<p class="text-pos"><span class="quote">＼500作以上の古典文学が読み放題！／</span><span style="color: #003366;"><a class="btn btn-orange btn-l" style="color: #003366;" href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する！</a></span></p>
<h2><span id="toc2">赤毛のアンの簡単なあらすじ</span></h2>
<p>カナダの東部に浮かぶ小さな島、プリンス・エドワード島。この島にある農村アヴォンリー村に暮らす、<strong>マシュー</strong>と<strong>マリラ兄妹</strong>は、働き手となる孤児の男の子を引き取ることにします。</p>
<p>しかしなんと、当日駅で待っていたのは<strong>11歳の「女の子」</strong>でした。</p>
<p>思わぬ行き違いに狼狽する兄妹でしたが、その少女にどこか惹かれるものがあり、引き取ることを決めます。</p>
<p>その少女の名前は<strong>アン・シャーリー</strong>。トレードマークの赤毛がコンプレックスの女の子は、類まれな想像力と個性の持ち主でもありました。</p>
<p>マシューとマリラとともにグリーンゲイブルズ（緑の切妻屋根の家）に暮らしながら、村の学校に通うことになったアン。</p>
<p>さまざまなトラブルを巻き起こしながらも、級友たちや腹心の友<strong>ダイアナ</strong>との友情を育んでいきます。</p>
<p>一方で、赤毛をからかってきた<strong>ギルバート</strong>に対しては素直になれず、なかなか仲直りができないまま。勉強面でよきライバルの二人は、よき友人にもなれるでしょうか。</p>
<p>成長したアンが重大な選択をしていくまでの6年間を描いた物語です。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい！</span></h2>
<div class="blank-box">・古典文学を読んでみたい<br />
・カナダの文化に興味がある<br />
・毎日がつまらなく思える</div>
<h2><span id="toc4">赤毛のアンの時代背景や舞台、作者に関する解説！</span></h2>
<h3><span id="toc5">近代化が進む19世紀末のカナダを舞台に、先進的な女性観も描かれる</span></h3>
<p>シリーズ第一作目となる<strong>『赤毛のアン』</strong>の時代は、<strong>1880～1890年代あたり</strong>に設定されています。日本で言うと明治時代ですね。</p>
<p>この時代のカナダでは、初の大陸横断鉄道が開通するなど、大きな技術の革新が進んでいました。</p>
<p>実際のプリンス・エドワード島の暮らしにも電話や電灯が登場してきています。電灯の灯る町の様子は、物語中でも州都シャーロットタウンの情景として描かれていて、当時の時代の移り変わりや生活様式の変化が垣間見えます。</p>
<p>女性参政権についての議論が活発化するなど、地位の向上に向けた動きもあった時代でしたが、当時<strong>「女性には有料の高等教育などいらない」</strong>と言われ、村の学校を出たら結婚を考えるのが一般的でした。</p>
<p>しかし、作中のマリラは<strong>「女性も自分で自分を養える能力は身につけておいたほうがいい」</strong>という、当時としては先進的な考えの持ち主。そのおかげでアンはクイーン学院に進むことができ、のちの進路にもつながっていったのです。</p>
<h3><span id="toc6">作品に登場する「プリンス・エドワード島」はカナダに実在</span></h3>
<p><strong>物語の舞台プリンス・エドワード島は、カナダ東部に浮かぶ実在の島</strong>。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1871 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/prince-edward-island-54990_1280-1024x682.jpg" alt="プリンスエドワード島" width="712" height="474" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/prince-edward-island-54990_1280-1024x682.jpg 1024w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/prince-edward-island-54990_1280-300x200.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/prince-edward-island-54990_1280-768x512.jpg 768w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/prince-edward-island-54990_1280.jpg 1280w" sizes="(max-width: 712px) 100vw, 712px" /></p>
<p>1873年にカナダ連邦に加わったこの島は、島全体が一つの州になっています。</p>
<p>島の名前から<strong>「プリンス・エドワード島州」</strong>といい、カナダで一番小さな州であり、同時に最も人口が少ない州としても知られています。</p>
<p>アンの世界そのままに自然豊かな島の主な産業は、農業・漁業・観光業で、『赤毛のアン』の舞台のモデルとなった場所も有名な観光スポットです。</p>
<p>作者のモンゴメリ自身もこの島で生まれ育ちました。</p>
<p>結婚後は島を離れて暮らしましたが、休暇などでたびたび訪れており、彼女のお墓も島にあります。</p>
<p>ちなみにモンゴメリの祖先はスコットランド系の移民で、1770年代という初期に入植し、プリンス・エドワード島の北部地域を開拓しています。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">作者・モンゴメリの生涯が反映された作品</span></h3>
<p>作者のL.M.モンゴメリは、1874年、プリンス・エドワード島で生まれました。幼くして母と死別し、父と離れて島内のキャベンディッシュで祖父母に育てられます。</p>
<p>このキャベンディッシュがのちにアンたちの暮らす、アヴォンリー村のモデルになりました。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-1870 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Anne_of_Green_Gables_home1.jpg" alt="赤毛のアン　モデルの家" width="770" height="564" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Anne_of_Green_Gables_home1.jpg 770w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Anne_of_Green_Gables_home1-300x220.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Anne_of_Green_Gables_home1-768x563.jpg 768w" sizes="(max-width: 770px) 100vw, 770px" /><span class="quote">アンの家のモデルになったとされる家（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>モンゴメリは幼いころから詩や文章を書くことに夢中になり、15歳ごろには書いたものを出版社や新聞社に送るようになります。突き返されることもあったようですが、物語を自分の手で生み出すことを少女のころからしていたんですね。</p>
<p><strong>創作メモのようなものも作成していて、思いついたイメージや設定をメモし、創作に役立てていたそう</strong>。『赤毛のアン』もそうした創作メモの一文から誕生しています。</p>
<p>1893年、19歳のモンゴメリはプリンス・オブ・ウェールズカレッジ（現在はプリンス・エドワード島大学に統合）に進学。</p>
<p>教員の資格をとり、さまざまな学校で教師として働きました。忙しく働く傍ら時間を作って執筆活動をし、文章を書く腕を磨いていきます。</p>
<p>教師の道を断念してからも、家業を手伝ったり、新聞社で働いたりしながら物語の執筆を続けました。</p>
<p>そうして徐々に新聞や雑誌に掲載されるようになり、作家としての道が開けていったのです。別の仕事をしながらの執筆という、余裕のない暮らしの中でも、物語を書くという仕事に喜びを見出していたといいます。</p>
<p>そんなモンゴメリが『赤毛のアン』の執筆に取り掛かったのは、1904年。<strong>彼女が30歳のころでした。</strong></p>
<p>1906年に作品が完成し、1908年にようやくアメリカのL.C.ページ社から出版。大ベストセラーとなり、今日まで読み継がれています。</p>
<p>『赤毛のアン』の出版後、かねてから婚約していたユーアン・マクドナルド牧師と結婚。牧師の妻として子育てや家事もこなしながら、赤毛のアンシリーズをはじめとする多くの作品を書きあげ、1942年に亡くなりました。</p>
<h3><span id="toc8">邦訳版の翻訳者・村岡花子氏の存在は大きい</span></h3>
<p>日本で『赤毛のアン』を語るときに、絶対に外せない人がいます。それは翻訳家の村岡花子。<strong>作品を翻訳し、日本に初めてアンの物語を紹介した人物</strong>です。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1872 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Hanako_Muraoka1953.jpg" alt="村岡花子　写真" width="371" height="427" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Hanako_Muraoka1953.jpg 720w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/12/Hanako_Muraoka1953-261x300.jpg 261w" sizes="(max-width: 371px) 100vw, 371px" /><span class="quote">村岡花子（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>2014年のNHK朝の連続テレビ小説、「花子とアン」のヒロインのモデルとしても知られています。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<p>村岡花子は1893年、山梨県の貧しい家庭に生まれました。カナダ人宣教師たちが設立した女学校「東洋英和女学校」に、10歳で給費生として編入し、「若草物語」などの海外文学作品に夢中になります。</p>
<p>10年ほどの寄宿舎生活を通して、カナダ人教師たちとの絆をはぐくみ、カナダの文化も学びました。</p>
<p>花子がアンの物語と出会ったのは1939年、46歳のときのこと。友人のカナダ人宣教師ミス・ショーが、帰国の前に花子に原書を託していったのです。</p>
<p>時代は太平洋戦争の直前で、日本と欧米諸国の関係が悪化してきていたころでした。花子は戦況が悪化し、空襲が激しさを増す中でもこっそりと翻訳を続けます。</p>
<p>戦後なかなか日の目を見なかったアンの物語でしたが、とうとう編集者の目に留まり、出版が決定。<strong>タイトルを『赤毛のアン』とし、1952年に三笠書房より出版されました。</strong></p>
<p>花子は赤毛のアンシリーズの第10作目「アンの娘リラ」までを翻訳。<strong>「女性や子どもたちが夢と希望をもって健やかに生きていってほしい」</strong>という思いを胸に、その晩年まで仕事を続けました。</p>
<p>ちなみに第11作目の<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%83%B3%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%85%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E8%B5%A4%E6%AF%9B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%83%AA/dp/4102113517/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=2TDQ9J43RA370&amp;keywords=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%85&amp;qid=1579685464&amp;sprefix=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%AE,aps,241&amp;sr=8-1&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=33d2e20e06994755e89b7388312d9bc3&amp;language=ja_JP">「アンの想い出の日々」</a>の新潮文庫版は、<strong>花子の孫の村岡美枝さん</strong>によって翻訳されています。</p>
<h3><span id="toc9">後世でも評価され、数々の邦訳版が出版された</span></h3>
<p>1908年に出版されると、『赤毛のアン』は大ベストセラーとなり、多くの言語に翻訳されていきました。</p>
<p>オリジナルの英語版でもいくつもの版を重ね、現代まで読み継がれています。また、作品の時代背景、生活様式、女性の立場、教育制度についてなど、シリーズの世界に関する研究も幅広く行われています。</p>
<p>日本では、村岡花子をはじめ、多くの翻訳者によって翻訳されてきており、キャラクターの口調や、アンの名付けた場所の名称など、<strong>それぞれの翻訳者による違い</strong>を比べて楽しむことができます。</p>
<p>少女向けの児童文学というイメージの強い作品ですが、脳科学者の茂木健一郎さんや<a href="https://www.amazon.co.jp/%E8%B5%A4%E6%AF%9B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%80%90%E6%B3%A8%E9%87%88%E7%89%88%E3%80%91-L-M-%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%83%AA/dp/4562050829/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E8%B5%A4%E6%AF%9B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3+%E6%B3%A8%E9%87%88&amp;qid=1579685498&amp;sr=8-1&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=0a9a7ec08f5d0c876a2a555e81cb267a&amp;language=ja_JP">「赤毛のアン注釈版」</a>（原書房）を翻訳した山本史郎さんなど、男性読者も作品の魅力を発信しており、老若男女問わず楽しめる古典文学作品としても注目されています。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ</strong></p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07HCSQ48P/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p class="text-pos"><span class="quote">＼500作以上の古典文学が読み放題！／</span><span style="color: #003366;"><a class="btn btn-orange btn-l" style="color: #003366;" href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する！</a></span></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://koten-ibuki.com/anne-of-green-gables/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">1868</post-id>	</item>
		<item>
		<title>バラの「棘」にはご用心？星の王子さまのあらすじや感想、時代背景や名言解説！</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/little-prince/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/little-prince/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 27 Jul 2019 14:24:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[フランス近現代文学]]></category>
		<category><![CDATA[フランス文学]]></category>
		<category><![CDATA[サン＝テグジュペリ]]></category>
		<category><![CDATA[児童文学]]></category>
		<category><![CDATA[Kindle Unlimited対応]]></category>
		<category><![CDATA[近現代文学]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=1390</guid>

					<description><![CDATA[世の中に存在する文学作品の中には、その第一印象と大きく異なる「深み」を見せてくれるものがあります。 今回の記事で紹介する、サン＝テグジュペリの児童文学小説『星の王子さま』もその一種でしょう。 挿絵や文体から子供に向けられ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>世の中に存在する文学作品の中には、その第一印象と大きく異なる「深み」を見せてくれるものがあります。</p>
<p>今回の記事で紹介する、サン＝テグジュペリの児童文学小説<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%95%E3%81%BE-%EF%BC%88%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB%EF%BC%89-%E3%82%B5%E3%83%B3-%E3%83%86%E3%82%B0%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%AA-ebook/dp/B06VWT2MYX/ref=as_li_ss_tl?_encoding=UTF8&amp;qid=&amp;sr=&amp;linkCode=ll1&amp;tag=hayato72105-22&amp;linkId=85594f9c8f55e43549291f248ea6f0b0">『星の王子さま』</a>もその一種でしょう。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B013DX98YE/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>挿絵や文体から子供に向けられた作品かと思いきや、注意深く読んでいくと大人の心にも深く刺さるようなメッセージが隠されているのです。</p>
<p>なお、<strong>1ページ目にはあらすじや作品情報・読み方などの解説文</strong>を、<strong>2ページ目には書評</strong>を掲載していますので、部分ごとに読んでいただいても構いません。</p>

<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">星の王子様の作品紹介</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>サン＝テグジュペリ</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>1943年</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td><a href="https://koten-ibuki.com/category/fra-lit/">フランス</a>（出版国はアメリカ）</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>英語・フランス語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td><a href="https://koten-ibuki.com/tag/juvenile-lit/">児童文学</a></td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>かなり読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/aozora/">青空文庫</a></th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>〇</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div>この作品は、飛行機乗りのサン＝テグジュペリがナチスドイツによるパリ占領を受けて、亡命先のアメリカにて出版したものになります。</div>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-1392 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/f923f13a890fc5dc41e02c176d0aee1f.jpg" alt="サン＝テグジュペリ　写真" width="450" height="326" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/f923f13a890fc5dc41e02c176d0aee1f.jpg 450w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/f923f13a890fc5dc41e02c176d0aee1f-300x217.jpg 300w" sizes="(max-width: 450px) 100vw, 450px" /><span class="quote">サン＝テグジュペリ（出典：Wikipedia）</span></p>
<div>したがって、アメリカで出版されたものの作品のくくりとしてはフランス文学に該当するという、やや複雑な出版過程を踏んでいるのです。</div>
<div class="blogcard-type bct-related">

<a href="https://koten-ibuki.com/kindle/" title="古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">昨今、電子書籍はコミックを中心に広く普及し、すっかりお馴染みの存在となりました。 電子書籍リーダーの代表的な端末は、Amazonから発売されている「Kindle」でしょう。 コミックや雑誌を読むのにKindleを愛用する人は多い一方、まだ文...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://koten-ibuki.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">koten-ibuki.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2020.01.20</div></div></div></div></a>

<a href="https://koten-ibuki.com/kindle-unlimited/" title="古典文学・小説好きこそ、Kindle Unlimitedに加入するべき！専門サイト管理人の徹底レビュー！" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/library-1147815_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/library-1147815_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/library-1147815_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/library-1147815_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">古典文学・小説好きこそ、Kindle Unlimitedに加入するべき！専門サイト管理人の徹底レビュー！</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">昨今、いわゆる「サブスク」サービスの普及は著しく、本、つまるところ電子書籍の読み放題ができるものもあります。 音楽や映画に比べるとその数はまだ少ないですが、代表的なものを挙げるならAmazonが運営しているサービス「Kindle Unlim...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://koten-ibuki.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">koten-ibuki.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2020.01.10</div></div></div></div></a>
</div>
<h2><span id="toc2">星の王子さまの簡単なあらすじ</span></h2>
<p>飛行機の操縦士である<strong>「ぼく」</strong>は、機体トラブルにより砂漠への不時着を余儀なくされた。</p>
<p>過酷な環境下にありながら水は一週間分しか残されておらず、周囲に人影もないという事態に直面する。</p>
<p>「ぼく」が孤独な時間を過ごしていると、そこで一人の少年に出会う。</p>
<p><strong>王子</strong>と名乗るその少年は、聞くところによるとある惑星から旅をしてこの地にたどり着いたらしい。</p>
<p>そこで、王子は少年に対して旅の過程で見聞きした様々な出来事を語っていくのであった…。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong><span style="font-size: 18px;">・読みやすくも奥深い作品を探している</span></strong></p>
<p><strong><span style="font-size: 18px;">・毎日を忙しく過ごす社会人</span></strong></p>
<p><strong><span style="font-size: 18px;">・童心に立ち返りたいと思っている</span></strong></p>
</div>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h2><span id="toc4">星の王子さまの執筆背景・名言解説</span></h2>
<p>この作品は、一見すると実に単純なストーリーになっているにもかかわらず、深く考えていくと含蓄のある様々なメッセージが読み取れることは先にもお話しました。</p>
<p>また、作者であるサン＝テグジュペリの生涯と内容が密接にリンクしていることも重要なので、そのあたりの読解に役立ちそうな情報をお届けします。</p>
<h3><span id="toc5">作者サン＝テグジュペリは飛行機乗りとして従軍していた</span></h3>
<p>まず、この作品で主人公となる「ぼく」が、飛行機の操縦士として砂漠に不時着するというところから物語がスタートします。</p>
<p>これ自体は何の変哲もない導入かもしれませんが、この<strong>「飛行機乗り」</strong>という職業は、<strong>作者であるサン＝テグジュペリの経験</strong>にも基づいているのです。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-1394" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/F-5_Lightning_saintex.jpg" alt="サン＝テグジュペリ　搭乗機" width="805" height="249" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/F-5_Lightning_saintex.jpg 805w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/F-5_Lightning_saintex-300x93.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/F-5_Lightning_saintex-768x238.jpg 768w" sizes="(max-width: 805px) 100vw, 805px" /><br />
<span class="quote">彼の搭乗機（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>彼は小説家として活動する以前、フランス陸軍でパイロットとしてのスキルを磨き、その後民間の航空会社に入るなど航空畑で活躍していました。</p>
<p>作家としてデビューしたのは1926年。彼が26歳の時で、やはり自身のパイロット経験に基づいた作品を多く執筆していました。</p>
<p>ただ、作家として活動する最中にもパイロットとして空を駆け回っており、作家として著名になる傍らでパイロットとしても知られるようになります。</p>
<p>1935年にはフランスーベトナム間の最短時間飛行記録に挑戦するものの、<strong>機体トラブルによってサハラ砂漠に不時着</strong>。</p>
<p>当時はまだ飛行機開発の技術が未熟であり、パイロットが<strong>「自殺志願者」</strong>とも揶揄されるような時代でした。</p>
<p>それでも、最終的には奇跡的に徒歩で近隣都市のカイロへと生還しており、この時の経験をもとに執筆されたのが本作になるのです。</p>
<p>その後、第二次世界大戦の勃発に伴ってフランス軍に<strong>飛行教官</strong>として召集されましたが、生粋のパイロットである彼は<strong>「前線で飛行機に乗らせろ！」</strong>と言って聞きませんでした。</p>
<p>当時既に有名作家になっていたことや、パイロットの危険性から周囲にも猛反対されましたが、それでも前線へと飛び出していきます。</p>
<p>この時には何事もなく帰還できたものの、フランス本国がナチスドイツの支配下に入ったことで彼はアメリカへと亡命。</p>
<p>亡命先で出版されたのが『星の王子さま』であることは先にも書いた通りです。</p>
<p>アメリカの地で「自由フランス軍（要約すると、フランスをナチスから取り返そう！の会）」の空軍に志願すると、いくつかの作戦に従事した後、1944年の5月にフランス近郊で<strong>彼の飛行機は行方不明となります。</strong></p>
<p>そして、サン＝テグジュペリはそのまま帰らぬ人となったのでした。</p>
<p>戦で作家の命が奪われるのは痛ましい出来事ですが、彼に関してはこの撃墜以前にも<strong>飛行禁止処分を不服として猛抗議</strong>するなど、パイロットでいることをまさしく渇望していました。</p>
<p>そう考えていくと、戦場で死ぬことさえも本望だったのかもしれませんね…。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h3><span id="toc6">数々の名言や解釈が分かれる深いメッセージが込められた作品</span></h3>
<p>サン＝テグジュペリの人生がつめ込まれたこの作品には、児童文学らしからぬ数多くの名言や解釈のし甲斐がある深いメッセージが含まれています。</p>
<p>まず、有名な名言としては、王子が出会ったキツネによって語られた</p>
<blockquote><p>「大切なものは、目に見えないからね」</p></blockquote>
<p>というものがあります。</p>
<p>これはこの作品を象徴するメッセージとして知られ、王子がかつて仲よくしていたバラと仲たがいして初めて分かった感情を表現したものであるのと同時に、<strong>現実を生きる我々にも深く突き刺さる</strong>ものとなっています。</p>
<p>また、この言葉にはやや知名度で劣るものの、個人的には</p>
<blockquote><p>「ボクは、あのバラのために色々なことをしてあげたんだ（要約）だって、ボクのバラだからね」</p></blockquote>
<p>というボクの言葉と</p>
<blockquote><p>「君がバラのために使った時間が長いほど、バラは君にとって大切な存在になるんだ」</p></blockquote>
<p>というキツネの言葉の組み合わせが非常に好きです。</p>
<p>特に、このあたりの言葉は現実の恋愛にあてはめてみると非常に分かりやすいと思います。</p>
<p>私が男なので男目線の意見になってしまいますが、例えば<strong>「自分の恋人」が客観的に見て世界で一番魅力的な人物</strong>ということは、残念ながらほとんどの場合有り得ないことでしょう。</p>
<p>なぜなら、世界で一番の人間は世界に一人しかいないわけで、そこに自分のパートナーが選出されるのは限りなく難しいことです。</p>
<p>しかし、これが主観的な評価、つまり<strong>「自分にとって」</strong>ということになれば、話は大きく変わってきます。</p>
<p>自分の恋人が世界で一番魅力的だ！と思っている方は少なくないでしょうし、むしろそうであるべきとさえ思えます。</p>
<p>結局これは何故かというと、自分と相手との間には何物にも代えがたい時間や空間が共有されており、それを構築するための「<strong>労力</strong>（というと表現が悪いかも）」が相手への愛情を形作っているように思えるからです。</p>
<p>このように、本作には数々の名言とそこから派生する多様な解釈が可能な深みのある作品であることは間違いありません。</p>
<p>上記で挙げたような恋愛系の他にも、王子が訪れた惑星で見かけた</p>
<div class="blank-box">
<p>・体裁ばかり気にする王</p>
<p>・星の所有権を主張し勘定するビジネスマン</p>
<p>・自分の机を離れたことがない地理学者</p>
</div>
<p>など、現実でも覚えがちな違和感を極端に描くことでうまく児童文学の形に落とし込んでおり、笑いながら読んでいるとふとしたタイミングで<strong>「ハッ」</strong>とさせられるような構成をしています。</p>
<div class="ad-area no-icon ad-shortcode ad-rectangle ad-label-visible cf" itemscope itemtype="https://schema.org/WPAdBlock">
  <div class="ad-label" itemprop="name" data-nosnippet>スポンサーリンク</div>
  <div class="ad-wrap">
    <div class="ad-responsive ad-usual"><!-- レスポンシブコード -->
<ins class="adsbygoogle"
  style="display:block"
  data-ad-client="ca-pub-4495061601351180"
  data-ad-slot="5010595789"
  data-ad-format="rectangle"
  data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></div>
          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">翻訳が多数出版され作品解釈が分かれているが、まずは内藤訳から</span></h3>
<p>この作品は世界中で大流行し、日本においても屈指の人気作品となっています。</p>
<p>訳本として有名なのは岩波書店から出ている<strong>内藤濯</strong>氏のもので、昔から訳書のスタンダードとして親しまれてきました。</p>
<p>ところが、本作は本文が単純であるがゆえに、2005年に岩波書店が翻訳権を失って以降は多数の訳本が一斉に登場するなど、彼の本以外を見かける機会も多いでしょう。</p>
<p>さらに、内藤氏がこの作品を<strong>「子どもの心を失った大人に向けて執筆された作品」</strong>と解釈し、それが一般に浸透していたことに対して、フランス文学家の<strong>塚崎幹夫</strong>氏から反論意見も登場するようになりました。</p>
<p>そこで出てきた主張によると、</p>
<div class="blank-box">
<p>・三本のバオバブの木を放置したために破滅した星→第二次世界大戦を引き起こした日・独・伊三国と、それを放置した国際社会の比喩</p>
<p>・ゾウを飲み込むウワバミの絵と消化にかかった時間→当時の弱肉強食思想と、軍事行動が起こった期間の比喩</p>
<p>・バラの花が四本で棘が四本→フランスをめぐる危機の数と一致</p>
</div>
<p>という内容から、<strong>「戦争を皮肉ったプロパガンダ作品」</strong>という性質があったと指摘されています。</p>
<p>実際、サン＝テグジュペリの経歴や時代を考えればこれらのメッセージが込められていたというのは無視できるものでもなく、私としては<strong>どちらの意味もあった</strong>と解釈しています。</p>
<p>つまり、この作品は</p>
<div class="blank-box bb-tab bb-point"><strong>戦争を引き起こした敵国を揶揄しつつ、同時にそうした世界を作り出してしまった大人たちを童心に立ち返らせることを目的とした作品</strong></div>
<p>だったのではないか、と思います。</p>
<p>したがって、上記のように解釈によって非常に深い作品たり得るがゆえに、翻訳一つとっても意見が分かれる作品なのです。</p>
<p>様々な訳書が世に出ていますが、個人的にはまず内藤訳を読むべきだと思います。学術的に研究するならば話は別ですけどね。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ</strong></p>
<p class="text-pos"><span class="quote">＼500作以上の古典文学が読み放題！／</span><span style="color: #003366;"><a class="btn btn-orange btn-l" style="color: #003366;" href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する！</a></span></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://koten-ibuki.com/little-prince/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">1390</post-id>	</item>
	</channel>
</rss>
