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	<title>冒険小説  |  古典のいぶき</title>
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	<description>世界一やさしく古典文学を解説！</description>
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	<title>冒険小説  |  古典のいぶき</title>
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		<title>ディケンズの描く冒険譚！『大いなる遺産』のあらずじや感想、結末の考察（ネタバレ有）</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/great-expectations/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 05 Feb 2020 18:06:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イギリス近世文学]]></category>
		<category><![CDATA[イギリス文学]]></category>
		<category><![CDATA[近世文学]]></category>
		<category><![CDATA[チャールズ・ディケンズ]]></category>
		<category><![CDATA[冒険小説]]></category>
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					<description><![CDATA[本日はイギリスの大作家チャールズ・ディケンズが19世紀に執筆した歴史的小説『大いなる遺産』のあらすじ・感想を書いていきたいと思います。 本作は執筆されてから既に150年以上が経過していますが、今でも本国イギリスをはじめと [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>本日はイギリスの大作家チャールズ・ディケンズが19世紀に執筆した歴史的小説<a href="https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E3%81%84%E3%81%AA%E3%82%8B%E9%81%BA%E7%94%A3-%E4%B8%8A-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%BA-ebook/dp/B01JGCEPBC/ref=as_li_ss_tl?_encoding=UTF8&amp;qid=1571725061&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=8ad82c25da66c395e4e486982ca8c426&amp;language=ja_JP">『大いなる遺産』</a>のあらすじ・感想を書いていきたいと思います。</p>
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<p>本作は執筆されてから既に150年以上が経過していますが、今でも本国イギリスをはじめとする世界中の国家で愛される小説。</p>
<p>ここでは、時代を超えて愛される本作の魅力を伝えていければ幸いです。</p>
<p>それでは、さっそく本編に参りましょう。</p>
<div></div>
<div>
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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">『大いなる遺産』の基本情報</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>チャールズ・ディケンズ</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>1861年</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td><a href="https://koten-ibuki.com/category/eng-lit/">イギリス</a></td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>英語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>冒険小説</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/kindle-unlimited/">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div>作者はイギリスの国民的作家として知られている<strong>チャールズ・ディケンズ</strong>。</div>
</div>
<div></div>
<div>後述するように、本作には彼の生涯が大きく反映された私小説的な側面もあります。</div>
<h2><span id="toc2">『大いなる遺産』の簡単なあらすじ</span></h2>
<p>イギリスの片田舎に住む少年ピップは、養育を担当する姉ミセス・ガーチャリーとその夫である鍛冶屋のジョーと三人で暮らしていた。</p>
<p><strong>決して裕福とはいえず、また上品でもない一家であったが、学はなくとも人間的魅力にあふれたジョーとの友情もあり、大きな不満のない生活を送っていた。</strong></p>
<p>しかし、町の離れに住む朽ち果てた大金持ちミス・ハヴィシャムの邸宅に招かれ、そこでハヴィシャムの養女エステラに出会う。</p>
<p>そこでエステラはピップの振舞いが下品であり、紳士的でないことをなじる。</p>
<p>しかしながらエステラは底知れぬ魅力をもった女性であり、やがてピップは彼女に心惹かれるようになった。</p>
<p><span class="marker-under-blue"><strong>そして、ピップはエステラにふさわしい人間になる、つまりイギリス流に言えば「紳士」になることを誓う。</strong></span></p>
<p>すると、今まではそれほど不満に感じていなかった「品のない」家族の振舞いがとたんに我慢ならないものと感じられるようになった。</p>
<p>それからというもの、ピップにとっての周りの世界はその輝きを失っていった。</p>
<p>そんな折、突然ロンドンから弁護士を名乗る男ジャガーズがピップのもとを訪れる。</p>
<p>ジャガーズ曰く、ピップには成人後に<strong>「大いなる遺産」</strong>を得る権利があり、紳士としての振舞いを学ぶためにロンドンへ移住することを勧められる。</p>
<p>当然強い興味を示すピップであったが、ジャガーズはあくまで冷静であった。</p>
<p>その理由は、ジャガーズはあくまで代理人にすぎず、財産の持ち主はその正体を明かすことを良しとしなかったために彼が派遣されていたからだ。</p>
<p><span style="color: #ff0000;"><strong>この誘いに対し、ピップは二つ返事でロンドン行きを承諾する。</strong></span></p>
<p>ジョーとピップが成長する間に暴漢に襲われ、働くことができない姉ガーチャリー、さらにはガーチャリーの代理の労働力として家政婦を務めていたビディを村へと残し、そそくさとロンドンへと旅立つのであった。</p>
<p>この決断が、ピップの運命を大きく狂わせることになるとは知らずに…。</p>
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          </div>

</div>

<h2><span id="toc3">『大いなる遺産』の作者、時代背景の解説</span></h2>
<p class="text-pos"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter wp-image-1297 size-full" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/01/Charles_Dickens_-_Project_Gutenberg_eText_13103.jpg" alt="ディケンズ　肖像画" width="278" height="299" /><span class="quote">出典：Wikipedia</span></p>
<p>まず、『<strong>大いなる遺産</strong>』の感想を語るためには、ディケンズの生涯を語らねばなりません。</p>
<p>なぜなら、先にも触れたように『大いなる遺産』は、彼の自伝的小説という性格をもっているからです。</p>
<h3><span id="toc4">ピップ少年の生き様は、ディケンズ本人の経験に基づいている</span></h3>
<p>ディケンズの生涯については、小説に関係する部分を『日本大百科全書』より引用して紹介します。</p>
<blockquote><p>イギリスの小説家。2月7日、海軍経理局勤務の下級官吏の長男として南イギリスの軍港ポーツマス郊外に生まれ、のちロンドンに移住した。</p>
<p>父のジョンは好人物だが金に締まりがなく、借財の不払いで投獄されたこともある。</p>
<p>そのためディケンズは少年時代から貧乏の苦しみをなめさせられ、学校にもほとんど通わせてもらえず、12歳から町工場に働きに出された。</p>
<p>資本主義の勃興<span class="ruby">(ぼっこう)</span>期にあった19世紀前半のイギリスの大都会では、繁栄の裏に恐ろしい貧困と非人道的な労働（年少者の酷使など）というひずみがみられた。</p>
<p>こうした社会の矛盾、不正を肌で体験したディケンズは、貧乏の淵<span class="ruby">(ふち)</span>から抜け出そうと自力で必死の努力を重ね、独学で勉強しながら15歳で弁護士事務所の下働き、翌年裁判所の速記者となり、やがて新聞記者となって議会の記事や、風俗の見聞スケッチを書くようになった。</p>
<p>1833年に短編をある雑誌に投稿して採用されたのに力を得て、引き続き短編、小品などをあちこちの雑誌類に発表、これらを集めた『ボズのスケッチ集』が36年に出版されて、24歳の新進作家が華々しく文壇にデビューした。</p>
<p><span class="quote">出典：<a href="https://kotobank.jp/word/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%BA-100001">コトバンク</a></span></p></blockquote>
<p>『大いなる遺産』を読んだことがある方なら<strong>「あの部分はこの経験に由来しているのか」</strong>とピンとくるかもしれません。</p>
<p>そう、片田舎での粗末な生活や、その「みすぼらしさ」に耐えかねてロンドンへと移住するあたりは、おそらく彼の実体験をそのまま反映したものです。</p>
<p>読んでいても実にリアリティを感じる描写が多かったので、それほど驚きはないかもしれませんね。</p>
<p>ただし、エステラという魔性の女性に出会ったという点はフィクションだと思います。</p>
<h3><span id="toc5">ディケンズの生きた「産業革命の時代」が垣間見える</span></h3>
<p>上記で引用したディケンズの生涯に関する一節でもチラッと登場しましたが、彼が生きた時代はまさしく<strong>「産業革命」</strong>が勃興した歴史上でも極めて重要なひと時でした。</p>
<p>ロンドンでは蒸気機関をはじめとする多種多様な発明がなされ、それがまず産業界に導入されます。</p>
<p>結果として人々の生産活動が超効率化されると同時に、文字通り「産業」の在り方を大きく変えました。</p>
<p>これまでのような農業主体の産業構造が変化し、大規模な工場が出現して「資本家と労働者」という現代に直結する概念が誕生し始めたのもこの時期。</p>
<p>ディケンズ少年は、こうした時代の移り変わりを肌で感じながら成長したことでしょう。</p>
<p>そして彼も資本主義社会で成功し、やがて売れっ子作家として愛されるようになりました。</p>
<p>しかし、人々に富をもたらしたはずの工業化は、やがて<strong>「拝金主義（お金が第一）」</strong>という負の思想を生み出してしまいました。ディケンズはこのことを受け、本作内の構造として「二つの世界」を採用します。</p>
<p>一つは、ピップが生まれ育った<strong>「田舎」</strong>の世界。ここは彼が少年時代感じたように、粗野で下品な側面も確かにあったでしょう。</p>
<p>もう一つは、ピップがあこがれをもって飛び出した<strong>「都会」</strong>の世界。ここもやはり彼が少年時代夢見たように、洗練されて上品な世界でありました。</p>
<p>が、彼は大金持ちとなって都会暮らしを謳歌するうちに、上記の優劣が絶対のものでもない、ということに気づかされるのです。</p>
<p>見下していた「田舎」の世界には友人ジョーをはじめとする良い意味での素朴さがあり、一方で「都会」の世界には金欲にまみれたがめつさが確かに存在する。</p>
<p>ディケンズが実際に強く感じたであろう問題意識が、作中にこうして反映されています。</p>
<p><strong>※続きは次のページへ</strong></p>
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		<item>
		<title>Fateで人気の英雄譚！『ギルガメッシュ叙事詩』あらすじや感想、読み方の解説</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/bilgamesh/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/bilgamesh/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 04 Jul 2019 17:18:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[諸地域の古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[諸地域の文学]]></category>
		<category><![CDATA[古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[冒険小説]]></category>
		<category><![CDATA[英雄譚]]></category>
		<category><![CDATA[神話]]></category>
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					<description><![CDATA[「世界最古の物語は何か」と尋ねられた時、皆さんはどう答えるでしょう。 私としては、今回紹介する『ギルガメシュ叙事詩』をその回答にするかもしれません。 この作品は人類最古の文明「古代メソポタミア文明」で生まれ、現代にいたる [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「世界最古の物語は何か」と尋ねられた時、皆さんはどう答えるでしょう。</p>
<p>私としては、今回紹介する<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%AD%A6%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%A2%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%A4%AB-ebook/dp/B07F11K4LB/ref=as_li_ss_tl?_encoding=UTF8&amp;qid=&amp;sr=&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=4d980e174e8a84c888837203ec721ac7">『ギルガメシュ叙事詩』</a>をその回答にするかもしれません。</p>
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<p>この作品は人類最古の文明<strong>「古代メソポタミア文明」</strong>で生まれ、現代にいたるまで世界中の物語に多大な影響を与え続けてきました。</p>
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<p>そこで、この記事では『ギルガメシュ叙事詩』のあらすじや感想、読み方の解説を書き連ねていきます。</p>
<p>なお、この記事では<strong>1ページ目にあらすじや作品情報・トリビアといった解説文</strong>を、<strong>2ページ目は書評(ネタバレ多め)</strong>を掲載していますので、部分ごとに読んでいただいても大丈夫です。</p>

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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">ギルガメッシュ叙事詩の基本情報</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<p>普通の小説と異なり、いかんせん時代が離れすぎているために本作を読むうえではある程度事前情報を仕入れておくことが不可欠かと。</p>
<p>詳細はこちらです。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>不詳</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>紀元前1300年～1200年ごろ(標準版)</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>古代メソポタミア</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>標準バビロニア語(標準版)</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>英雄譚・冒険小説・神話</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>やや読みにくい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div class="blogcard-type bct-related">

<a href="https://koten-ibuki.com/kindle/" title="古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img decoding="async" width="160" height="90" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">昨今、電子書籍はコミックを中心に広く普及し、すっかりお馴染みの存在となりました。 電子書籍リーダーの代表的な端末は、Amazonから発売されている「Kindle」でしょう。 コミックや雑誌を読むのにKindleを愛用する人は多い一方、まだ文...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://koten-ibuki.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">koten-ibuki.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2020.01.20</div></div></div></div></a>
</div>
<h2><span id="toc2">ギルガメッシュ叙事詩のあらすじ</span></h2>
<p>神の国ウルクに君臨する神と人の血を受け継ぐ王<strong>ギルガメシュ</strong>は、名君でもありながら同時に暴君でもあるという二面性を合わせ持っていました。</p>
<p>優秀な人物でありながらその暴走に耐えかねた市民たちは、天神<strong>アヌ</strong>にその旨を訴えます。</p>
<p>アヌはその声に応じ、ギルガメシュの横暴を抑えるべく彼のライバルとなり得る人物を創造するよう女神<strong>アルル</strong>に命じました。</p>
<p>こうして生み出された人物が<strong>エンキドゥ</strong>で、彼は野獣のような生活を送ることになります。</p>
<p>しかし、その野性味も娼婦との生活でしだいに落ち着きはじめ、彼は友となり得るギルガメシュのうわさを聞きつけ、ウルクへと足を弾ませました。</p>
<p>一方のギルガメシュも彼の到来を楽しみにしていましたが、ギルガメシュと出会ったエンキドゥは彼に関する悪評を耳にすると、それに憤慨。</p>
<p>二人は大乱闘を繰り広げた末、お互いに力を認め合い親友となりました。</p>
<p>こうして終生の友人となった二人は、世界中を冒険して飛び回ることになるのです。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・Fateのギルガメッシュが好き</strong></p>
<p><strong>・古代文明というものにロマンを感じる</strong></p>
<p><strong>・人類最古の物語を知りたい</strong></p>
</div>
<h2><span id="toc4">ギルガメッシュ叙事詩の作品紹介・読み方解説</span></h2>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class=" wp-image-1327 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/220px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862.jpg" alt="ギルガメシュ　石碑" width="195" height="455" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/220px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862.jpg 220w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/220px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862-129x300.jpg 129w" sizes="(max-width: 195px) 100vw, 195px" /><span class="quote">ギルガメシュ（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>次に、本作に関する作品紹介と読み方の解説を行っていきます。</p>
<p>紀元前の物語ということもあって、このあたりの解説もマメ知識として頭に入れておくとよいでしょう！</p>
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<h3><span id="toc5">古代メソポタミアで成立し、様々な言語や場所で受け継がれてきた</span></h3>
<p>まず、本作は世界最古の文明「古代メソポタミア文明」で成立した作品ではありますが、残念ながら完成当時の原稿や石碑は現存していません。</p>
<p>現存していて最古のものは、紀元前2000年ごろに執筆された<strong>「写本」</strong>と確認されています。</p>
<p>これはシュメール語で書かれた書記学生の練習品と目されており、当時の人々もまさかこの文書が現代まで残存しているとは思っていなかったでしょう…。</p>
<p>他にもいくつかのバージョンが存在するのですが、一般に我々が知っている『ギルガメシュ叙事詩』は紀元前1300年～1200年ごろに古代バビロニアで完成した「標準バビロニア語」で書かれたものです。</p>
<p>ここから、我々の知っている本作は<strong>「標準版」</strong>と呼称され、当時の古代文明においてこの物語が広く流布していたことを示しています。</p>
<p>ちなみに、紙もペンも存在しない時代の作品ですから、内容は<strong>粘土板に楔形文字</strong>で刻まれました。</p>
<p>発見されたのは比較的近年になってからで、1872年のことであると言われています。</p>
<h3><span id="toc6">旧約聖書の「ノアの箱舟」に類する話が収録されている</span></h3>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1328 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/400px-Michelangelo_Buonarroti_020.jpg" alt="ミケランジェロ　洪水　ノアの箱舟" width="664" height="257" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/400px-Michelangelo_Buonarroti_020.jpg 398w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/400px-Michelangelo_Buonarroti_020-300x116.jpg 300w" sizes="(max-width: 664px) 100vw, 664px" /><span class="quote">ミケランジェロ『洪水』（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>この作品が発見されるまで、『旧約聖書』こそが全ての物語の始祖と考えられていました。</p>
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<p>それはアダムとイヴの世界創造神話からも想像ができるかもしれませんが、本作の存在はそうした宗教観に大きな影響を与えたのです。</p>
<p>その事実は西洋社会に大きな衝撃をもたらすとともに、本作の知名度を大きく押し上げる要因にもなりました。</p>
<p>また、『旧約聖書』だけでなくギリシア神話など世界中の神話に多大なる影響を与えており、古代文明社会において本作を知っていることは、一種の常識であったのかもしれませんね。</p>
<p>ちなみに、宮崎駿監督が手掛けたジブリ作品<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB-Blu-ray-%E5%AE%AE%E5%B4%8E-%E9%A7%BF/dp/B00EODU3H4/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB&amp;qid=1571902166&amp;sr=8-5&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=379cb3b408b907997cb4498daa0e71be">『もののけ姫』</a>にも本作の影響を確認することができます。</p>
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<h3><span id="toc7">日本でも訳書が多く簡単に本で読めるが、文章に欠けが多く注意を要する</span></h3>
<p>世界中を瞬く間に駆け回った「ギルガメシュ・ショック」は日本にも伝来し、1965年にはオリエント学者の矢島文夫氏によって日本語版の書籍が出版されました。</p>
<p>その後、1985年には筑摩書房にて文庫化がなされており、学校や公共の図書館でもかなり容易に読むことが可能です。</p>
<p>加えて、文庫化されていることからも分かるように、神を扱ってはいますが<strong>神話特有の「難解さ」「宗教的世界観」</strong>はあまり感じません。</p>
<p>むしろ人間の死生観や友情をメイントピックとして描いているため、本作よりはるかに後年に作成されたキリスト教文学よりも読みやすいのが特徴です。</p>
<p>そのため、「Fate」を見てギルガメシュに興味を持ったという方は、ぜひ訳書に挑戦してみてください！</p>
<p>ただし、一つだけ注意すべき点としては、なにぶん古い作品のため写本においても文字の欠損があり、文庫においても文章が途切れ途切れになっています。</p>
<p>そのあたりはなにぶん古い文学ですので、話を見失わないよう注意してください。</p>
<p><strong>※続きは次のページへ</strong></p>
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