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	<title>古代文学  |  古典のいぶき</title>
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	<description>世界一やさしく古典文学を解説！</description>
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	<title>古代文学  |  古典のいぶき</title>
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		<title>『ソクラテスの弁明』のあらすじや要約、内容を簡単に解説！「無知の知」とは何なのか？</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/apology-of-socrates/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[ミネルバの梟]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 Jan 2020 13:14:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[諸地域の古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[諸地域の文学]]></category>
		<category><![CDATA[古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[哲学]]></category>
		<category><![CDATA[プラトン]]></category>
		<category><![CDATA[Kindle Unlimited対応]]></category>
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					<description><![CDATA[哲学と聞いて「む、ムズカシそう…」と思ってしまう人は少なくないでしょう。 「哲学」に興味があっても、「古代ギリシャ」や「ソクラテス」というようないかにも堅そうな言葉を前にすると、つい尻込みしてしまいます。 そんな方には、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>哲学と聞いて「む、ムズカシそう…」と思ってしまう人は少なくないでしょう。</p>
<p>「哲学」に興味があっても、「古代ギリシャ」や「ソクラテス」というようないかにも堅そうな言葉を前にすると、つい尻込みしてしまいます。</p>
<p>そんな方には、今回解説する<strong>『ソクラテスの弁明』</strong>をぜひ読んでほしいです。</p>
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<p>実はこの本、読みやすく、それでいて哲学のエッセンスがしっかりと詰まっている、とてもオイシイ一冊。</p>
<p>哲学に関心のある人もない人も「騙された」と思って、まずはこの解説をぜひ読んで下さい！</p>

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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">『ソクラテスの弁明』の作品情報（電子化・読み放題対応状況）</span></h2>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>プラトン</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>紀元前４世紀ころ</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>古代ギリシャ</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>ギリシャ語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>哲学</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>読みやすい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/kindle-unlimited/">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>〇</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>舞台はイエス・キリストの生まれる300年以上も前で、日本で言うと弥生時代の終わり頃。</p>
<p>旧約聖書や中国の論語と並んで、世界最古の書物と言っていいでしょう！</p>
<p>また、岩波文庫版では約50ページと短く、全編を通じてソクラテスの語りであるため、とても読みやすい作品です。</p>
<p><strong>ただし、本作の作者はソクラテス本人ではなくプラトン。</strong></p>
<p class="text-pos"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="wp-image-2014 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Plato.png" alt="プラトン　彫刻" width="309" height="440" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Plato.png 224w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Plato-211x300.png 211w" sizes="(max-width: 309px) 100vw, 309px" /><span class="quote"><br />
プラトン（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>彼自身は本を記さなかったため、弟子であるプラトンが裁判の記録を通じてソクラテスの思想を書き残したのです。</p>
<p>また、本作は電子書籍として読むことも可能で、その際はAmazon発売のリーダー<a href="https://www.amazon.co.jp/Kindle-Paperwhite-%E9%98%B2%E6%B0%B4%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-WiFi-8GB-%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%A4%E3%81%8D-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07HCSQ48P/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=kindle&amp;qid=1579595372&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=6662c6fb1c5078de7c0323c68ab73aef&amp;language=ja_JP">「Kindle」</a>の使用をオススメします。</p>
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<p>加えて、Amazonが提供する読み放題サービス<a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">「Kindle Unlimited」</a>にも対応しています。</p>
<p class="text-pos"><span class="quote">＼500作以上の古典文学が読み放題！／</span><span style="color: #003366;"><a class="btn btn-orange btn-l" style="color: #003366;" href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する！</a></span></p>
<h2><span id="toc2">『ソクラテスの弁明』の簡単なあらすじ</span></h2>
<p>「アテナイ人、諸君！」</p>
<p>罪を犯したとして告発された<strong>ソクラテス</strong>が、冒頭、自らを裁く大勢の市民たちに堂々と訴えかけます。自分が無実であること、告発が誤りであることを、そして自らが生涯を通じて正しい行いを貫いてきたことを。</p>
<p>そして、訴えを通じて、人間は「ただ生きるのではなくよく生きるべき」である、という考えを人々に伝えます。</p>
<p>この裁判は、死刑も十分に予測できるものでした。自らが殺されるかもしれないという過酷な状況の中、全く動じることなく、信念を貫く。</p>
<p>ソクラテスはどのような弁明をするのでしょうか。そして、その思いは人々に伝わるのでしょうか。裁判の結果はいかに？</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・強い信念を持ちたい</strong></p>
<p><strong>・ホントウに正しいことは何なのか知りたい</strong></p>
<p><strong>・いままで哲学書を読んだことがない</strong></p>
</div>
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          </div>

</div>

</div>
<h2><span id="toc4">『ソクラテスの弁明』の思想・時代背景の解説や感想！（ネタバレあり）</span></h2>
<p>本作は読みやすい一方、古代ギリシャという我々にとってなじみの薄い時代を舞台にした作品です。</p>
<p>そのため、時代背景や思想面を中心に、作品を簡単に読めるよう解説していきます！</p>
<h3><span id="toc5">古代ギリシャでは「ポリス」と呼ばれる都市国家が共存していた</span></h3>
<p>大哲学者プラトンによって書かれたこの作品は紀元前の古代ギリシャが舞台です。令和の日本に生きる私たち一般人からすると、全くなじみがないかもしれません。</p>
<p>あまりに環境が違いすぎるので、少し解説が必要です。ただ、あまり深掘りするとややこしくなってしまうので、作品を楽しめる範囲でザックリと進めます。</p>
<p>舞台はエーゲ海に面した国・<strong>ギリシャ</strong>。澄み渡る空や海の青、力強く生い茂るオリーブの緑、燦々と輝く太陽、豊かな自然に温暖な気候で、さながら地上の楽園のような場所です。</p>
<p>さらに、紀元前４世紀当時のギリシャは豊かな自然の恵みを受け、裕福に暮らすことができていました。</p>
<p>当時のギリシャには<strong>「アテナイ」</strong>や厳しい教育方針を指すスパルタ教育で有名な<strong>「スパルタ」</strong>といった小さな<strong>「ポリス（都市国家）」</strong>がたくさん成立していました。</p>
<p>今で言うと東京や大阪がそれぞれ独立して「国家」を名乗っていたような感じです。</p>
<p>それぞれのポリスには<strong>「アゴラ」</strong>と呼ばれる公共広場や神殿が必ずあり、極めて重要な役割を果たしていました。</p>
<p class="text-pos"><img decoding="async" class="alignnone wp-image-2015" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/1024px-THES-Agora_East_stoa.jpg" alt="アゴラ　遺構" width="668" height="500" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/1024px-THES-Agora_East_stoa.jpg 1024w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/1024px-THES-Agora_East_stoa-300x225.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/1024px-THES-Agora_East_stoa-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 668px) 100vw, 668px" /><br />
<span class="quote">アゴラの遺構（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>ちなみにアテナイというのは現在のギリシャ共和国の首都<strong>「アテネ」の昔の呼び方</strong>です。日本で言えば、「東京と江戸」みたいな感じですね。</p>
<p>経済力があり、文化や芸術も華やいで、当時最有力なポリスでした。</p>
<p>古代ギリシャでは、このような個性的なポリスがたくさん成立し、同盟を結んだり、時には戦争したりしながら、それなりに共存していました。</p>
<h3><span id="toc6">アテナイに現れた弁論を生かす職業「ソフィスト」</span></h3>
<p>古代とは思えない割とのんびりした雰囲気の古代ギリシャ。その中でも、特にアテナイで少し変わった職業の人たちが出てきました。<strong>「ソフィスト」</strong>と呼ばれる人たちです。</p>
<p>この「ソフィスト」という人たち、当時のアテナイではかなり流行っていたようです。どんな人たちなのでしょうか？</p>
<p>当時のアテナイは「奴隷制」でした。今から思えば、かなり残念な制度ですね。しかし、奴隷制のおかげで、多くの市民たちは「自由にのびのびと」生活ができました。さらには、政治に口出しする機会も増え、地球上で初の「民主制」が成立し、発展していったのです。</p>
<p>人々が政治に絡んでくると、今度は<strong>「議論に勝って、他人を説得する」</strong>ということが重要になってきます。そんな中で登場してきたのが「ソフィスト」と呼ばれる人たちでした。</p>
<p>当時は、「徳や正義、美しさとは何か」といった、モノゴトの本質と言える難しいテーマが盛んに論じられていました。こうしたテーマに、きちんと答えられる人物こそが、人々から尊敬を集めるようになります。</p>
<p>そして、<strong>「よし、オレが引っ張ってやるからついてこい！」</strong>といった野心家は言葉巧みに人々を説得し、高い地位を目指しました。</p>
<p>特に裕福だったり、良い家柄だったりする人々は、政治に関わることも多いため、より発言力を高めるために、説得術を学ぼうとするわけです。</p>
<p>ソフィストはそういった人々に、弁論術を教えました。今風に言うなら、政治家になるための専属家庭教師、議論に勝つための<strong>「おしゃべりコンサルタント」</strong>といった役割でしょうか。</p>
<p>こうしたソフィストはアテナイでは人気の職業で、有名なソフィストは引く手あまた、売れっ子としてかなりの報酬をもらっていたようです。</p>
<p><strong>しかし、花形ビジネスマンとして扱われたソフィストたちですが、実は多くの批判もありました。</strong></p>
<p>それは、ソフィストの教える弁論術が、<strong>どうもウサンクサイものだったため</strong>と考えられます。</p>
<p>人を説得する弁論術も、正しく使えば人々を良い方向へと導きますが、お金のために<strong>「ホントウの正しさはさておき、議論に勝つ方法」</strong>だけを考えていたこともありました。</p>
<p>白を黒だと言いくるめたり、中には借金を踏み倒すために弁論術を利用したこともあったようです。</p>
<p>今でも、悪徳弁護士が詭弁を弄（ろう）してお金持ちの極悪犯罪者を無罪にする、なんてことがあるようですが、こんなことがまかり通るなら、人々は怒ります。古代アテナイでもきっと似たようなことがたくさんあったに違いありません。</p>
<p>おそらく真面目なソフィストも居たでしょうが、一部の金儲け主義ソフィストのせいで、多くの批判を受けました。そうする中で、口先だけ良い事を言うのではなく「ホントウの正しさとは何か」を語る人が求められました。これが<strong>哲学者</strong>と呼ばれる人たちです。</p>
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          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">ソフィストと哲学者の違いは「本質を大切にするか」</span></h3>
<p><strong>ソクラテス</strong>は哲学の父と呼ばれています。哲学を生み出したとされる偉い人ですね。</p>
<p class="text-pos"><img decoding="async" class="alignnone wp-image-2016" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Anderson_Domenico_1854-1938_-_n._23185_-_Socrate_Collezione_Farnese_-_Museo_Nazionale_di_Napoli.jpg" alt="ソクラテス　写真" width="355" height="451" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Anderson_Domenico_1854-1938_-_n._23185_-_Socrate_Collezione_Farnese_-_Museo_Nazionale_di_Napoli.jpg 461w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/Anderson_Domenico_1854-1938_-_n._23185_-_Socrate_Collezione_Farnese_-_Museo_Nazionale_di_Napoli-236x300.jpg 236w" sizes="(max-width: 355px) 100vw, 355px" /><br />
<span class="quote">ソクラテス（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>紛れもない哲学者と言えそうです。しかし、ソフィストと哲学者はどう違うのでしょう。</p>
<p>ちなみに、哲学というのはフィロソフィアという言葉の日本語訳です。フィロソフィアとは元々ギリシャ語のフィロス（愛する）とソフィア（知恵）という言葉を合体したもので、「知を愛する」という意味になります。</p>
<p>ソフィストもフィロソフィアも知恵という意味が入っており、なんとなく似ていますね。</p>
<p>さて、ソフィストも哲学者も「知恵」に関するということは同じですが、知恵に対する態度が全く違いました。ここがポイント！</p>
<p><strong>ソフィストは議論に勝って相手を説得する、ということを目的にしました。</strong></p>
<p>そのため、昨日は黒だと言ったものを、今日は白という風に、言うことがコロコロ変わります。相手を打ち負かすことができれば、出世にはつながりますが、「ホントウはどうなの？」という疑問には答えてくれません。</p>
<p><strong>一方、哲学者は「ホントウのこと」を大事にします。</strong></p>
<p>この点でソフィストと哲学者は大きく異なり、現代でも語り継がれているのはソクラテスをはじめとする哲学者たちの事績です。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ</strong></p>
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]]></content:encoded>
					
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			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">2013</post-id>	</item>
		<item>
		<title>春はあけぼの…で知られる随筆の最高峰！『枕草子』のあらすじや感想、読み方の解説！</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/makurano-soshi/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/makurano-soshi/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 08 Nov 2019 16:03:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本文学]]></category>
		<category><![CDATA[日本古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[随筆]]></category>
		<category><![CDATA[清少納言]]></category>
		<category><![CDATA[古代文学]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=1804</guid>

					<description><![CDATA[春はあけぼの。やうやう白くなりゆく… この書き出しから始まる王朝文学の最高傑作こそが、清少納言の描いた随筆『枕草子』です。 ] 紫式部の手掛けた『源氏物語』と並んで当代を代表する作品として語り継がれてきた本作は、現代に至 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>春はあけぼの。やうやう白くなりゆく…</p>
<p>この書き出しから始まる王朝文学の最高傑作こそが、清少納言の描いた随筆<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00A462KH6/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=a9af1dc876d5dfe233a5caf77a9b1c98">『枕草子』</a>です。</p>
<p><div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00A462KH6/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>]</p>
<p>紫式部の手掛けた<a href="https://koten-ibuki.com/genji-monogatari/">『源氏物語』</a>と並んで当代を代表する作品として語り継がれてきた本作は、現代に至るまで高い評価を獲得してきました。</p>
<p>本記事では、<strong>『枕草子』のあらすじや執筆背景、『源氏物語』との対比を記したのち、読了後の感想</strong>を記していきます。</p>

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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">枕草子の基本情報（電子化・読み放題対応状況）</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>清少納言</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>1001年ごろ</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>日本</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>日本語（古文）</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>随筆</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>やや読みにくい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/kindle-unlimited/">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div>作者は、言わずと知れた日本最高峰の女流作家・<strong>清少納言</strong>。</div>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1805 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Sei_Shonagon3.jpg" alt="清少納言　絵画" width="367" height="379" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Sei_Shonagon3.jpg 800w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Sei_Shonagon3-291x300.jpg 291w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Sei_Shonagon3-768x792.jpg 768w" sizes="(max-width: 367px) 100vw, 367px" /><span class="quote">清少納言（出典：Wikipedia）</span></p>
<div>また、本作の「随筆」というジャンル区分からも理解できるように、作品を味わうには<strong>彼女の生きた時代や文化、および彼女自身の境遇</strong>をよく理解しておく必要があります。</div>
<div></div>
<div>そのため、一見するとややとっつき辛い作品と思われることも多い印象。</div>
<div></div>
<div>ただ、作中で描かれていることがらについては、後述するように「日記」的な要素が強いため、深い洞察を必要とする類のものではないという事実もあります。</div>
<div>
<p>なお、本作は電子書籍として読むことも可能で、その際はAmazon発売のリーダー<strong><a href="https://www.amazon.co.jp/Kindle-Paperwhite-%E9%98%B2%E6%B0%B4%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-WiFi-8GB-%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%A4%E3%81%8D-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07HCSQ48P/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=kindle&amp;qid=1579595372&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=6662c6fb1c5078de7c0323c68ab73aef&amp;language=ja_JP">「Kindle」</a></strong>の使用をオススメします。</p>
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</div>
<h2><span id="toc2">枕草子の簡単なあらすじ</span></h2>
<p>栄華を極めた平安貴族と当代の天皇たち。</p>
<p>彼らに仕える女房として才覚を発揮していた女性が、<strong>清少納言</strong>であった。</p>
<p>ある日、彼女が仕えていた一条天皇の中宮である<strong>定子</strong>のもとに、兄の<strong>藤原伊周</strong>から大量の紙が届けられた。</p>
<p>定子が「これに何を書けばいいのかしら？」と清少納言に尋ねたところ、彼女は「枕でございましょう」と答えます。</p>
<p>すると、定子は「それなら、この紙はあなたにあげよう」といい、清少納言の手元には尽きるほどのないほどの紙が残されたのです。</p>
<p>しかし、彼女は「私は『枕』を書くほどのものではない」と考え、あれこれと日常の思いや出来事をひたすらに書き尽くすこととしました。</p>
<div class="information-box common-icon-box">
<p>平安時代における「紙」は非常に貴重な資源で、同時に極めて価値の高いものでした。だからこそ、清少納言は嬉々として物事を書き連ねたのです。</p>
<p>また、跋文で登場する「枕」は、本作の題名である「枕草子」と同じものを指していると思われるのですが、現代に至るまでここでいう「枕」が何を指しているのかは意見が分かれています。</p>
</div>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい！</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・平安貴族たちの日常に興味がある</strong></p>
<p><strong>・他人のブログや日記を読むのが好き</strong></p>
<p><strong>・京都の風景や雰囲気が好き</strong></p>
</div>
<div>
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          </div>

</div>

</div>
<h2><span id="toc4">枕草子の時代背景や作者の境遇、後世の評価を解説！</span></h2>
<p>先ほども少しふれたように、本作の内容そのものは比較的理解しやすい一方、清少納言が生きた世界を把握しなければ作品を読むことはできません。</p>
<p>そこで、以下ではなるべくわかりやすい形でそのあたりを解説していければと思います。</p>
<h3><span id="toc5">清少納言は、中宮定子に仕える女房であった</span></h3>
<p>身も蓋もないことを言ってしまいますが、本節のタイトルで「何のことを言っているか全くピンと来ない…」という場合、この作品を味わうことは難しいかもしれません。</p>
<p>…と言い切ってしまうのはあまりに不親切な気がしますので、ここでは本作に関する基本事項を整理していきます。</p>
<p>まず、作中で描かれるのは<strong>平安時代</strong>で、それも当代で最高の貴族たちが暮らした<strong>王朝の世界</strong>を舞台に話が進行していきます。</p>
<p>王朝の世界に関しては<a href="https://koten-ibuki.com/genji-monogatari/">『源氏物語』</a>と同様に専門用語や現代と大きく異なる価値観が非常に多いため、わからなくなってしまった場合は適宜調べながら読み進めていくとよいでしょう。</p>
<p>そして、清少納言の個人的な境遇にスポットライトを当ててみると、彼女は天皇の妃である<strong>「中宮」と呼ばれた女性・定子</strong>に、彼女の世話係である<strong>「女房」</strong>として仕えていました。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1807 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/1280px-Pillow_Book_illustrated6-1024x616.jpg" alt="定子　絵画" width="707" height="425" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/1280px-Pillow_Book_illustrated6-1024x616.jpg 1024w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/1280px-Pillow_Book_illustrated6-300x180.jpg 300w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/1280px-Pillow_Book_illustrated6-768x462.jpg 768w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/1280px-Pillow_Book_illustrated6.jpg 1280w" sizes="(max-width: 707px) 100vw, 707px" /><span class="quote">藤原定子（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>定子は当時宮中を実質的に支配していた有力者・藤原道隆の娘で、彼女の使命は天皇の後継ぎとなる男子を生むことで藤原氏と天皇家の結びつきを強めることでした。</p>
<p><strong>以上のように、清少納言が仕えた女性は日本でも最高クラスの格を有する女性であり、必然的に彼女が生きた世界も華々しいものとなっていったのです。</strong></p>
<p>彼女は、そこで味わった体験を本作に反映させています。</p>
<h3><span id="toc6">作品執筆時には定子とともに没落していた？</span></h3>
<p>本作を少し読んでみるだけでわかるのですが、基本的には清少納言が生きた豪華絢爛な世界で得た知見が全面に反映されています。</p>
<p>これをわかりやすく表現してしまうと、現代でいうところの<strong>「いかにも得意げに投稿しているエリートのインスタグラム」</strong>という感じでしょうか。</p>
<p>しかし、一方で日常の美しさだけでなく、下賤なものや不快なものに関するイライラも同時に書き連ねられています。</p>
<p>こちらも例えると<strong>「ちょっと愚痴っぽいツイッターの投稿」</strong>といった感じですね。</p>
<p>もっとも、どちらの方向にも共通する点として「自分自身のエリート意識」や「毎日に感じる幸福感」のようなものをそこはかとなく感じることができます。</p>
<p>が、我々にとって非常に興味深いのはむしろここから。</p>
<p><strong>清少納言が本作を執筆した時期には、すでに定子が藤原氏内の政争に敗れ、没落してしまっていたと考えられています。</strong></p>
<p>主が没落したということは、清少納言自身も当然ながら安定した身分を得ているはずがありません。</p>
<p>彼女も、政争に巻き込まれる形で追われるように華々しい世界を去らなければなりませんでした。</p>
<p>そして、すっかり自身も没落してしまったタイミングで本作の執筆を進めていったのです。</p>
<p>彼女が何を考えながら執筆にふけっていたのか。</p>
<p>恐らく、かつて自分自身が過ごした最高の境遇を懐かしみながら、過去の思い出を書にしていったのでしょう。</p>
<p>この事実を踏まえると、本作の見方が大きく変わってきます。</p>
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          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">『源氏物語』に比べると、本作が評価されるには時間を要した</span></h3>
<p>冒頭でも触れましたが、同じ王朝文学であり、かつ境遇が非常に似ていた女流作家・紫式部が描いた『源氏物語』と本作は非常によく比較されます。</p>
<p>ただし、個人的には<strong>「随筆と物語を一緒くたに比較するの、あんまり意味なくない？」</strong>と思わないでもありません。</p>
<p>意外かもしれませんが、紫式部が本格的に活動を開始した時期に清少納言はすでに没落していたため、<strong>「清少納言と紫式部はライバルだった」という図式も成り立たないのです。</strong></p>
<p>しかし、やはり世間一般では両者を比較する風潮はかなり一般的。</p>
<p>そこで、ここでは両者が後世でどのように評価されてきたのか。その違いを見ていきましょう。</p>
<p><strong>まず、歴史上早くから文学的価値を高く評価されたのは『源氏物語』でした。</strong></p>
<p>この作品をいの一番に評価したのは、平安末期から鎌倉初期を生きた『新古今和歌集』『小倉百人一首』の撰者・<strong>藤原定家</strong>。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1808 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Teika3.jpg" alt="藤原定家　肖像画" width="351" height="358" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Teika3.jpg 800w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Teika3-294x300.jpg 294w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/11/800px-Teika3-768x782.jpg 768w" sizes="(max-width: 351px) 100vw, 351px" /><span class="quote">藤原定家（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>彼は『源氏物語』の注釈書や写本を刊行し、偉大な作品として後世に語り継ごうとしました。</p>
<p>そして、「歌聖」とも称された彼に評価されたことが決定打となり、時代を下ってもその評価は引き継がれます。</p>
<p>武士の時代が到来しても同作は愛されており、これは伊達政宗は妻との手紙に作中の一節を拝借していることなどからも容易に証明可能です。</p>
<p>しかしながら、上記のように早い時期から評価されていた『源氏物語』に対して、<strong>『枕草子』はいったん歴史上から忘れ去られた</strong>といいます。</p>
<p>『源氏物語』だけでなく様々な古典を評価した定家も本作には興味を示しておらず、これは作中に描かれている世界観が日記調であったため、彼に「文学的な美しさに欠ける」と判断されたためではないか、と推測されます。</p>
<p>定家に取り上げられなかった本作が日の目を見るのは、<strong>執筆から600年余りが経過した江戸時代</strong>のこと。</p>
<p>江戸時代前期に入ると、北村季吟ら歌人に高く評価されたことで、本作はしだいに世間一般でも読まれていくようになりました。</p>
<p>そして、現代では<strong>「古典文学の最高峰」</strong>として、遅れながらも『源氏物語』と同等の評価を獲得するに至ったのです。</p>
<p>先んじて執筆されたはずの『枕草子』が、『源氏物語』よりも後世になってようやく評価されたというところに、文学評価の面白みを感じますね。</p>
<p><strong>※続きは次ページへ</strong></p>
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		<item>
		<title>『源氏物語』のあらすじや感想、読み方解説！女性たちが織り成す古典の最高傑作</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/genji-monogatari/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/genji-monogatari/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Aug 2019 15:00:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本文学]]></category>
		<category><![CDATA[日本古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛小説]]></category>
		<category><![CDATA[長編小説]]></category>
		<category><![CDATA[紫式部]]></category>
		<category><![CDATA[歌物語]]></category>
		<category><![CDATA[青空文庫対応]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=1549</guid>

					<description><![CDATA[日本の古典文学を語るうえで外すことのできない作品。これが『源氏物語』でしょう。 もはや今さら語るまでもない歴史的傑作ですが、その長さや読みづらさから古典の授業以外で読んだことがないという方も多いのではないでしょうか。 そ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>日本の古典文学を語るうえで外すことのできない作品。これが<strong>『源氏物語』</strong>でしょう。</p>
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<p>もはや今さら語るまでもない歴史的傑作ですが、その長さや読みづらさから古典の授業以外で読んだことがないという方も多いのではないでしょうか。</p>
<p>そこで、この記事では比較的最近本作を読破した私が、<strong>『源氏物語』という作品の魅力や読み方</strong>を存分に語っていきたいと思います。</p>
<p>なお、この記事では、<strong>1ページ目にあらすじや作品情報・トリビアといった解説文</strong>を、<strong>2ページ目は書評（ネタバレ多め）</strong>を掲載していますので、部分ごとに読んでいただいても大丈夫です。</p>

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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">源氏物語の基本情報</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>紫式部</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>11世紀初頭？</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td><a href="https://koten-ibuki.com/category/jpn-lit/">日本</a></td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>日本語（古文）</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>長編小説・<a href="https://koten-ibuki.com/tag/love/">恋愛小説</a>・歌物語</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>読みにくい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://koten-ibuki.com/aozora/">青空文庫</a></th>
<td>△（与謝野晶子訳のみ）</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div>この作品に関しては後世に与えた影響があまりにも大きく、中世から現代を通じて無数の注釈書や翻訳書、研究書が出版されているという特徴があります。</div>
<div></div>
<div>そのため、『源氏物語』のことを知ろうと思えばそれはそれは豊富な文献が残されているため、古代の作品ながら非常に研究が容易な作品かもしれません。</div>
<div></div>
<div>しかし、そうした研究が多くなされるにもかかわらず、いまだに<strong>多数の謎を残すミステリアスな作品</strong>でもあります。</div>
<div></div>
<div>その謎については、またおいおい解説していきます。</div>
<div class="blogcard-type bct-related">

<a href="https://koten-ibuki.com/kindle/" title="古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">昨今、電子書籍はコミックを中心に広く普及し、すっかりお馴染みの存在となりました。 電子書籍リーダーの代表的な端末は、Amazonから発売されている「Kindle」でしょう。 コミックや雑誌を読むのにKindleを愛用する人は多い一方、まだ文...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://koten-ibuki.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">koten-ibuki.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2020.01.20</div></div></div></div></a>
</div>
<h2><span id="toc2">源氏物語の簡単なあらすじ</span></h2>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1550 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/800px-Ch5_wakamurasaki.jpg" alt="源氏物語画帖" width="329" height="371" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/800px-Ch5_wakamurasaki.jpg 800w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/800px-Ch5_wakamurasaki-266x300.jpg 266w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/800px-Ch5_wakamurasaki-768x865.jpg 768w" sizes="(max-width: 329px) 100vw, 329px" /><span class="quote">源氏物語「若紫」の一場面（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>昔々、宮廷において特に帝の寵愛を受けた女性がいた。</p>
<p>その名を<strong>桐壷</strong>といい、とりたてて優れた後ろ盾こそないものの帝の愛を独占していた。</p>
<p>しかし、そんな彼女が後宮の女性たちに恨まれないはずもなく、しだいに気を病んでいくようになる。</p>
<p>彼女は、やがて光り輝く才気あふれた男児を産み落とした。</p>
<p>この人物こそが<strong>光源氏</strong>であり、将来は華々しく成長する姿がありありと想起された。</p>
<p>ところが、後宮の嫉妬に耐えかねた桐壷は体調を崩していき、源氏3歳の年にこの世を去ってしまう。</p>
<p>母を失った源治であったが、遺児となった彼は帝のこの上ない寵愛を受けて他に例のないほど才気あふれた青年となった。</p>
<p>源氏と彼を取り巻く女性たちの物語は、ここに始まるのである。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・奥ゆかしい恋愛小説が好き</strong></p>
<p><strong>・和歌や長編の物語に抵抗がない</strong></p>
<p><strong>・「源氏物語はただのラノベ」だと思っている</strong></p>
</div>
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          </div>

</div>

<h2><span id="toc4">源氏物語の内容や読み方、登場人物の解説</span></h2>
<p>この『源氏物語』という作品は、古典の中でもとにかく読み始める前の<strong>予備知識</strong>や<strong>古典理解度</strong>がものを言う物語でもあります。</p>
<p>そのため、ここからは<strong>「源氏物語を読む」</strong>ということに焦点を当て、その前提となる内容を語っていくこととしましょう。</p>
<h3><span id="toc5">三部構成の長編恋愛小説だが、謎も非常に多い</span></h3>
<p>まず、この源氏物語という小説は一般に<strong>三部構成の恋愛小説</strong>であると考えられることが多いです。</p>
<p>詳細な内容についてはネタバレになってしまうので避けますが、<strong>源氏の栄華を描いた第一部・源氏の陰りを描いた第二部・宇治の姫たちを描いた第三部</strong>と別れており、作者は当時宮中に仕えていた<strong>紫式部</strong>であるとされています。</p>
<p class="text-pos"><span class="quote"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-1551 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/Tosa_Mitsuoki_001.jpg" alt="紫式部　肖像画" width="295" height="285" /><span style="color: #999999;">紫式部（出典：Wikipedia）</span></span></p>
<p>このあたりについては常識としてご存知の方も多いと思いますが、本作はこうした点ですらも確定的な事実とはいえず、非常に謎の多い作品として知られているのです。</p>
<p>まず、作者も紫式部というのが定説ではあるものの、「紫式部が仕えていた藤原家ではなく源氏を高く評価している」ことから<strong>源氏関係の人物が作者である</strong>という説から、<strong>一部分は別の作者によって描かれた</strong>という説まで存在します。</p>
<p>さらに、全五十四帖が現存している物語のうち、<strong>一帖の「桐壷」と二帖の「帚木」の間にもう一帖が挿入されていて然るべき</strong>、とあの藤原定家が語っているほか、実は全六十帖であるという説が存在するなど、全体の巻数すらも確定はしていません。</p>
<p>他にも様々な項に異説が唱えられており、<strong>「実は三部構成でもない」「作品の『テーマ』という概念は存在しない」「執筆順は桐壷が最初ではない」</strong>など、研究が盛んにおこなわれていてかつ明確な物語の概要が分かっていないことから、現代でも様々な新説が登場している状況です。</p>
<p>普通に娯楽作品として読む分にはこれらのことを気にしなくても大丈夫ですが、もし気になる方は非常によくできている<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E">Wikipediaの記事</a>に目を通してみるとよいでしょう。</p>
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          </div>

</div>

<h3><span id="toc6">平安時代の文化・習俗や古語の読解など、古典常識が必須</span></h3>
<p>古典の授業などでこの作品を読んで「難しい！」と感じた方は多いかもしれません。</p>
<p><strong>この点に関しては、ハッキリ言って現代語訳の作品を読んでもつきまとう大きな問題です。</strong></p>
<p>私は与謝野晶子訳のものを読んだのですが、まず何が難しいかといえば<strong>「平安時代の文化や習俗」</strong>を理解していないと話を見失ってしまうところです。</p>
<p>例えば、本作を読んでいると<strong>「男と女が会っていきなり結婚する」</strong>というようなシーンがけっこうあります。</p>
<p>これはどういうことなのかというと、<strong>当時の風習で女性は親兄弟でない男性に顔を見せることは原則なく、顔を合わせることはすなわち初夜を遂げて結婚することを意味している</strong>ため、そうした常識を理解していないと意味不明なシーンになってしまいます。</p>
<p>また、こういった風習があり男性は女性の容貌を結婚するまで見定められなかったため、手紙の書き方などから性格を判断し、外見はタイミングを見計らって隙見をして確かめるしかありませんでした。</p>
<p>と、結婚の話は一例ですが、このように古典常識を理解していないと読解難易度が一気に上昇してしまいます。</p>
<p>そのため、できれば高校で古典を読んである程度の古典常識を身に着けていると読みやすいでしょう。</p>
<p><strong>ただ、頑張って読んでいればそのうちなんとなくですが理解できるのも本作の特徴で、かつネット上で検索すればたいていの謎は解けます。</strong></p>
<p>我々にはイメージしがたい古語や和歌の解釈もググってしまえばなんとかなるので、読み始めて軌道に乗ればだんだん楽しくなってきますよ。</p>
<p>しかし、そうは言っても難しい作品なのは変わりありませんので、トライしてみて駄目そうであれば、本作を原作にした素晴らしい漫画<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%8D%E3%82%86%E3%82%81%E3%81%BF%E3%81%97-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%89%88%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%EF%BC%AB%EF%BD%89%EF%BD%93%EF%BD%93%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%A4%A7%E5%92%8C%E5%92%8C%E7%B4%80-ebook/dp/B009KYC4VA/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%8D%E3%82%86%E3%82%81%E3%81%BF%E3%81%97&amp;qid=1579688012&amp;sr=8-2&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=b32c3c08035cc2228adc17b8297b53f1&amp;language=ja_JP">「あさきゆめみし」</a>をぜひ読んでみてください。</p>
<h3><span id="toc7">登場人物の名称・時系列の飛び方がかなりやっかい</span></h3>
<p>古典常識が求められることは先にも述べましたが、たとえそれをある程度体得していたとしても次なる壁が立ちはだかります。</p>
<p>それは、唐突に変わっていく登場人物の名称や、改行もなく一瞬で変化していく時間軸の存在です。</p>
<p>特に登場人物の名称は非常にやっかいで、源氏の従兄でありライバルでもある<strong>頭中将</strong>という人物を例に解説していきましょう。</p>
<p>この人物は無論<strong>「頭中将」</strong>として知られているのですが、作中では彼以外に<strong>「頭中将」</strong>という人物が同じ名前で登場してきます。</p>
<p><strong>これはなぜかというと、「頭中将」なる人物の姓名は明らかにされておらず、その当時彼が就いていた官職名で呼称されているからです。</strong></p>
<p>つまり、「頭中将」が出世して役職を変えればまた別の呼び名でこの人物は呼ばれ、そして空白になった頭中将という役職にはまた別の人物が就いてしまうのです。</p>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-1552" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/f0027060_08591074.jpg" alt="官位相当制" width="736" height="340" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/f0027060_08591074.jpg 580w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/08/f0027060_08591074-300x139.jpg 300w" sizes="(max-width: 736px) 100vw, 736px" /><br />
<span class="quote">官位の一覧（出典：源氏物語を読む）</span></p>
<p>実際、「頭中将」なる人物は作中で<strong>「権中納言」「右大臣」「内大臣」「</strong><strong>太政大臣」</strong>とその呼び名を変えていきます。</p>
<p>もちろん、作中で「右大臣」や「太政大臣」の職に就くのは彼一人ではないので、<strong>呼び名の移り変わりが相当やっかい</strong>なのがお分かりいただけるでしょう。</p>
<p>さらに困るのは、こうした呼称の変化が一瞬で説明されてしまうことです。</p>
<p>例えば、<strong>前の文で「頭中将は権中納言に昇進した」</strong>という説明が済まされると、<strong>次の行からはいきなり「権中納言は～」</strong>と何の断りもなく文が進んでいってしまいます。</p>
<p>そのため、本文を読む際には呼称に惑わされることなく<strong>「この三人称は一体だれを指しているのか」</strong>を他の文から推測していかなくてはなりません。</p>
<p>最初は全く頭がついていかず随分苦労しましたが、私は二十帖を超えたあたりからだんだんと読み方に慣れてきました。</p>
<p>皆さんも慣れてしまえば何とかなるとは思いますが、最初は辛抱が必要でしょう。</p>
<p><strong>※続きは次のページへ</strong></p>
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]]></content:encoded>
					
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			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">1549</post-id>	</item>
		<item>
		<title>「正史」と「演義」は何が違う？『三国志』のあらすじや感想、内容の簡単な解説！</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/sangokushi/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/sangokushi/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 10 Jul 2019 18:03:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[中国古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[中国文学]]></category>
		<category><![CDATA[古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[陳寿]]></category>
		<category><![CDATA[時代小説]]></category>
		<category><![CDATA[歴史書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=1211</guid>

					<description><![CDATA[男子の心をくすぐる物語として著名な『三国志』。 その名を知らないという方は少ないかと思われますが、同じ『三国志』でも『正史三国志』と『三国志演義』という二つの文学が存在することをご存知ですか？ 2019年7月9日より東京 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>男子の心をくすぐる物語として著名な『三国志』。</p>
<p>その名を知らないという方は少ないかと思われますが、同じ『三国志』でも<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A3%E5%8F%B2-%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97-%E5%85%A88%E5%B7%BB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%AD%A6%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%99%B3/dp/4480080406/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97&amp;qid=1571902527&amp;sr=8-9&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=1183fabda96a2c9c10749f468e82497a">『正史三国志』</a>と<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E6%BC%94%E7%BE%A9-%EF%BC%88%E4%B8%80%EF%BC%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BA%95%E6%B3%A2%E5%BE%8B%E5%AD%90-ebook/dp/B00OKC2DCC/ref=as_li_ss_tl?_encoding=UTF8&amp;qid=1571902605&amp;sr=8-1&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=9adaab9ac3da85c6c4bd069ea4583427">『三国志演義』</a>という二つの文学が存在することをご存知ですか？</p>
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<p>2019年7月9日より東京国立博物館で「三国志展」が開催されるということもありますので、この記事では『三国志』という一大作品の内容を解説していきたいと思います。</p>
<p>なお、この記事では<strong>1ページ目にあらすじや作品情報・トリビアといった解説文</strong>を、<strong>2ページ目は書評(ネタバレ多め)</strong>を掲載していますので、部分ごとに読んでいただいても大丈夫です。</p>

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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">正史三国志・三国志演義の作品情報</span></h2>
<p>まず初めに、この項では『三国志』の基本的な情報を整理してみました。</p>
<p>ここを読んでいただくと、勘のいい方には両者の違いを見分けることができるかもしれませんね。</p>
<p><strong>三国志（正史）</strong></p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>不詳（陳寿撰）</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>不詳（西晋代）</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>中国（西晋）</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>中国語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>歴史書（二十四史）</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>かなり読みにくい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>△（1、2巻のみ）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div><strong>三国志演戯</strong></div>
<div></div>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>不詳</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>不詳（明代）</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>中国（明）</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>中国語</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>時代小説</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>かなり読みにくい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>本作は電子書籍として読むことも可能で、その際はAmazon発売のリーダー<a href="https://www.amazon.co.jp/Kindle-Paperwhite-%E9%98%B2%E6%B0%B4%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-WiFi-8GB-%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%A4%E3%81%8D-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07HCSQ48P/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=kindle&amp;qid=1579595372&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=6662c6fb1c5078de7c0323c68ab73aef&amp;language=ja_JP">「Kindle」</a>の使用をオススメします。</p>
<div class="blogcard-type bct-related">

<a href="https://koten-ibuki.com/kindle/" title="古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">昨今、電子書籍はコミックを中心に広く普及し、すっかりお馴染みの存在となりました。 電子書籍リーダーの代表的な端末は、Amazonから発売されている「Kindle」でしょう。 コミックや雑誌を読むのにKindleを愛用する人は多い一方、まだ文...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://koten-ibuki.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">koten-ibuki.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2020.01.20</div></div></div></div></a>
</div>
<div>
<h2><span id="toc2">正史三国志・三国志演義の簡単なあらすじ</span></h2>
<p>後漢末期——。</p>
<p>長く続いた漢王朝も腐敗が目立ち始め、世はふたたび戦乱の色彩を帯びるようになっていた。</p>
<p>そんな最中、黄色い頭巾をトレードマークにした太平教の信者らが「黄巾の乱」を引き起こし、乱そのものは制圧されるものの漢王朝は衰退の一途を辿るように。</p>
<p>こうした中央の時勢に呼応するかのように、中国大陸の各地方から有力な豪族が出現。群雄割拠の時代が幕を開けた。</p>
<p>やがて、その中でも曹操を首領とする「魏」、孫堅を首領とする「呉」、劉備を首領とする「蜀」の三国が覇権を争うようになり、世はいつしか「三国時代」という名称が与えられた。</p>
<p>数多くの英雄が生き死にを繰り返した乱世を制するのは、果たしてどの国になるのであろうか。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・三国志が題材になった作品が好き</strong></p>
<p><strong>・日本の戦国時代に興味がある</strong></p>
<p><strong>・野望を追い求める漢の生き様を知りたい</strong></p>
</div>
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          </div>

</div>

</div>
<h2><span id="toc4">正史三国志・三国志演義の内容や時代背景の解説</span></h2>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class=" wp-image-1344 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/Three_Brothers.jpg" alt="桃園の誓い" width="236" height="367" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/Three_Brothers.jpg 220w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/Three_Brothers-193x300.jpg 193w" sizes="(max-width: 236px) 100vw, 236px" /><span class="quote">桃園の誓い（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>次に、この『三国志』という作品についての紹介と読み方などの解説を加えていきます。</p>
<p><strong>そもそも中国の立派な歴史書であった本作が、どうして今なお日本の地で愛されているのか。</strong></p>
<p>皆さんも考えながら読み進めていただくと幸いです。</p>
<h3><span id="toc5">中国の二十四史に数えられた「正史」が『三国志』</span></h3>
<p>まず、上の表にも書いてあるように、いわゆる<strong>『正史三国志』</strong>と呼ばれる作品は中国に伝わる正当な歴史書という立場を持ち合わせています。</p>
<p>つまり、この作品は小説や物語といったジャンルの代物ではなく、日本でいえば『古事記』や『日本書紀』のような性質の作品です。</p>
<p>そのため、中国の正当な歴史書をひとまとめにした「二十四史」という歴史書群の一冊に換算されているほか、本作の「魏志　倭人伝」部分には邪馬台国をめぐる記述が存在することで教科書にも掲載されていたりします。</p>
<p>上記の「魏志」が30巻で、ほかには「蜀志」15巻および「呉志」20巻の計65巻から成立する長編の歴史書であり、記載についても史実に基づいたものが多いことから研究の領域においても高く評価されているのです。</p>
<p>もっとも、中国の歴史書は基本的に<strong>「前の王朝が滅びてから記述される」</strong>という性質をもっており、書かれた時代の国家を正当化するために歴史を改ざんしていることも珍しくありません。</p>
<p>また、数字の面などからもやや誇張気味の個所が目立つため、ある種の物語的な側面がないとは言い切れないでしょう。</p>
<h3><span id="toc6">上記の歴史書を時代小説として再構成したのが『三国志演義』</span></h3>
<p>ここまで見てきたように、正史としての『三国志』はあくまで歴史書という言わば「お堅い」書籍でありました。</p>
<p>しかし、正史のレベルでも波乱やロマンにとんだ物語が展開されており、後世においても読み継がれる作品になっていたのです。</p>
<p>そのため、明の時代（日本でいえば室町時代ごろ）には正史をベースにした講談や創作が流行っており、その最高傑作として称されたものが<strong>『三国志演義』</strong>ということになります。</p>
<p>この作品は正史をベースにしていながらも様々な個所が物語として面白くなるよう創作されており、お堅い歴史書が娯楽作品に昇華されていました。</p>
<p>その証拠に、皆さんのよく知る<strong>「関羽」</strong>や<strong>「曹操」</strong>といった乱世の英雄にまつわる逸話やイメージは大半がこの『三国志演義』由来になっているほどです。</p>
<p>つまり、現代流にわかりやすく『三国志』と『三国志演義』をまとめると</p>
<div class="blank-box">歴史書の『三国志』をテーマに「二次創作小説」を書いた結果、めっちゃ人気になっていつの間にか本家を超える知名度を獲得した作品が『三国志演義』</div>
<p>と表現できるのではないでしょうか。</p>
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          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">近年は『三国志演義』の知名度が圧倒的</span></h3>
<p>単に中国の歴史書および時代小説でしかなかった両作ですが、歴史上日本と中国の縁は非常に深く、どちらも近代以前に日本へと伝来しています。</p>
<p>『正史』については具体的な伝来期こそ定かではありませんが、遅くとも奈良時代までには伝わっていたようです。</p>
<p>その後も中国文化を尊重する時代がしばらく続いていくため、古代から明治時代ごろまで実に1000年近く読み継がれていくことになりました。</p>
<p>しかし、昭和期に入ると歴史作家として大ヒットを記録した<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E5%85%A8%E4%B8%80%E5%86%8A%E5%90%88%E6%9C%AC%E7%89%88-%E5%90%89%E5%B7%9D%E8%8B%B1%E6%B2%BB%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%99%82%E4%BB%A3%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%90%89%E5%B7%9D%E8%8B%B1%E6%B2%BB-ebook/dp/B00DKX4CIU/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97&amp;qid=1571902711&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=cf465451374711b4a518725caf41645d">吉川英治の『三国志』</a>が大流行。</p>
<p>この作品は『正史』ではなく『演義』をベースにした物語であったため、<strong>以後日本において『三国志』といえば『演義』と考えられるようになっていったのです。</strong></p>
<p>この影響もあって、先ほども触れたように我々がよく知る『三国志』は、そのほとんどが『演義』に基づいた知識と言っても過言ではないかもしれません。</p>
<p>ちなみに、ネット上で<strong>「むむむ…」→「何がむむむだ」</strong>などの点がしばしばネタにされる横山光輝の<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97-1-%E6%A1%83%E5%9C%92%E3%81%AE%E8%AA%93%E3%81%84-%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-16/dp/4267901015/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=369QL3PJJML3B&amp;keywords=%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97+%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E5%85%89%E8%BC%9D&amp;qid=1571902784&amp;sprefix=%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E3%80%80,aps,281&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=310a899ce21ef29f85b5a9b735e57e51">漫画『三国志』</a>も、吉川三国志をもとにした作品として知られています。</p>
<p>もっとも、昭和後期からは『正史』の存在もクローズアップされはじめ、現代の創作などでは『正史』ベースの設定が採用されることも珍しくはなくなってきましたね。</p>
<h3><span id="toc8">どちらにも良い点があるため、目的に合った方を読むべき</span></h3>
<p>ここまでの内容を見ると、「二つあるうちのどっちを読んだらいいの？」という疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。</p>
<p>結論から言えば、</p>
<div class="blank-box">
<p>・初見の方や物語を楽しみたい方は<strong>『演義』</strong></p>
<p>・研究目的や三国志にハマった方は<strong>『正史』</strong></p>
</div>
<p>をお読みになるのがよいのではないかと思います。</p>
<p>まず、両者を比べてみると、初めから小説として「物語の面白さ」を追及している分『演義』のほうが読んでいて楽しいという事実があります。</p>
<p>そのため、<strong>「三国志の世界に触れてみたい！」</strong>という方や、<strong>「物語を楽しみたい！」</strong>という方は『演義』から読み始めるべきでしょう。</p>
<p>一方で、『正史』は歴史書として書き残されている作品です。物語としての完成度は『演義』に劣るところがありますが、「歴史」を知る上ではこちらのほうが高い価値を有していることになります。</p>
<p>また、『演義』を読んでから『正史』に目を通すと、これまで認識していた人物や出来事に対する印象が大きく変わることも。</p>
<p>したがって、<strong>「論文やレポートで『三国時代』の歴史を描きたい！」</strong>という方や、<strong>「三国志が好きになったのでもっとよく知りたい！」</strong>という方は『正史』をお読みになるといいでしょう。</p>
<p>もちろん、「私は『正史』から読み始めたいんだ！」という方は『正史』から入っても問題ありませんし、研究の分野やスタイルによっては『演義』のほうが参考資料として高い価値を有することもあります。</p>
<p>そのため、「三国志を読む動機」というものを自分の中で整理すると、どちらから手を出すべきかが見えてくるのではないでしょうか。</p>
<p><strong>※続きは次のページへ</strong></p>
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</div>

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		<item>
		<title>Fateで人気の英雄譚！『ギルガメッシュ叙事詩』あらすじや感想、読み方の解説</title>
		<link>https://koten-ibuki.com/bilgamesh/</link>
					<comments>https://koten-ibuki.com/bilgamesh/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊吹藤人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 04 Jul 2019 17:18:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[諸地域の古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[諸地域の文学]]></category>
		<category><![CDATA[古代文学]]></category>
		<category><![CDATA[冒険小説]]></category>
		<category><![CDATA[英雄譚]]></category>
		<category><![CDATA[神話]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://koten-ibuki.com/?p=1195</guid>

					<description><![CDATA[「世界最古の物語は何か」と尋ねられた時、皆さんはどう答えるでしょう。 私としては、今回紹介する『ギルガメシュ叙事詩』をその回答にするかもしれません。 この作品は人類最古の文明「古代メソポタミア文明」で生まれ、現代にいたる [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「世界最古の物語は何か」と尋ねられた時、皆さんはどう答えるでしょう。</p>
<p>私としては、今回紹介する<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%AD%A6%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%A2%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%A4%AB-ebook/dp/B07F11K4LB/ref=as_li_ss_tl?_encoding=UTF8&amp;qid=&amp;sr=&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=4d980e174e8a84c888837203ec721ac7">『ギルガメシュ叙事詩』</a>をその回答にするかもしれません。</p>
<div class="product-item-box amazon-item-box no-icon product-item-error cf"><div><a rel="nofollow noopener" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07F11K4LB/koten-ibuki-22/" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a></div></div>
<p>この作品は人類最古の文明<strong>「古代メソポタミア文明」</strong>で生まれ、現代にいたるまで世界中の物語に多大な影響を与え続けてきました。</p>
<p>近年では、今をときめく大人気ソシャゲ<strong>「FGO」</strong>の原作となった<a href="https://www.amazon.co.jp/Fate-stay-night-Realta-PlayStation/dp/B00M2OPIWW/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=14VUDZ2LDM261&amp;keywords=fate+stay+night&amp;qid=1571902247&amp;sprefix=fate+s,aps,252&amp;sr=8-23&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=be4249d6afb7b7d413fce510dddfc3f8">「Fate</a><a href="https://www.amazon.co.jp/Fate-stay-night-Realta-PlayStation/dp/B00M2OPIWW/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=14VUDZ2LDM261&amp;keywords=fate+stay+night&amp;qid=1571902247&amp;sprefix=fate+s,aps,252&amp;sr=8-23&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=be4249d6afb7b7d413fce510dddfc3f8"> S</a><a href="https://www.amazon.co.jp/Fate-stay-night-Realta-PlayStation/dp/B00M2OPIWW/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=14VUDZ2LDM261&amp;keywords=fate+stay+night&amp;qid=1571902247&amp;sprefix=fate+s,aps,252&amp;sr=8-23&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=be4249d6afb7b7d413fce510dddfc3f8">tay/Night」</a>にも主人公のギルガメシュをモチーフにしたキャラが登場し、若年層の間で知名度が高まりつつあります。</p>
<p>そこで、この記事では『ギルガメシュ叙事詩』のあらすじや感想、読み方の解説を書き連ねていきます。</p>
<p>なお、この記事では<strong>1ページ目にあらすじや作品情報・トリビアといった解説文</strong>を、<strong>2ページ目は書評(ネタバレ多め)</strong>を掲載していますので、部分ごとに読んでいただいても大丈夫です。</p>

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          </div>

</div>

<h2><span id="toc1">ギルガメッシュ叙事詩の基本情報</span></h2>
<p>まず、本作に関する基本的な作品情報を整理しておきます。</p>
<p>普通の小説と異なり、いかんせん時代が離れすぎているために本作を読むうえではある程度事前情報を仕入れておくことが不可欠かと。</p>
<p>詳細はこちらです。</p>
<table class="wp-table-tate">
<tbody>
<tr>
<th>作者</th>
<td>不詳</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆年</th>
<td>紀元前1300年～1200年ごろ(標準版)</td>
</tr>
<tr>
<th>執筆国</th>
<td>古代メソポタミア</td>
</tr>
<tr>
<th>言語</th>
<td>標準バビロニア語(標準版)</td>
</tr>
<tr>
<th>ジャンル</th>
<td>英雄譚・冒険小説・神話</td>
</tr>
<tr>
<th>読解難度</th>
<td>やや読みにくい</td>
</tr>
<tr>
<th>電子書籍化</th>
<td>〇</td>
</tr>
<tr>
<th>青空文庫</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th><a href="https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&amp;_encoding=UTF8&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkCode=ur2&amp;linkId=3a3ae55e9aa4c9f1a2c94f2698ff1358&amp;camp=247&amp;creative=1211">Kindle Unlimited読み放題</a></th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div class="blogcard-type bct-related">

<a href="https://koten-ibuki.com/kindle/" title="古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-160x90.jpg 160w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-120x68.jpg 120w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2020/01/kindle-update-1560728_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由！電子書籍で青空文庫を楽しもう</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">昨今、電子書籍はコミックを中心に広く普及し、すっかりお馴染みの存在となりました。 電子書籍リーダーの代表的な端末は、Amazonから発売されている「Kindle」でしょう。 コミックや雑誌を読むのにKindleを愛用する人は多い一方、まだ文...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://koten-ibuki.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">koten-ibuki.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2020.01.20</div></div></div></div></a>
</div>
<h2><span id="toc2">ギルガメッシュ叙事詩のあらすじ</span></h2>
<p>神の国ウルクに君臨する神と人の血を受け継ぐ王<strong>ギルガメシュ</strong>は、名君でもありながら同時に暴君でもあるという二面性を合わせ持っていました。</p>
<p>優秀な人物でありながらその暴走に耐えかねた市民たちは、天神<strong>アヌ</strong>にその旨を訴えます。</p>
<p>アヌはその声に応じ、ギルガメシュの横暴を抑えるべく彼のライバルとなり得る人物を創造するよう女神<strong>アルル</strong>に命じました。</p>
<p>こうして生み出された人物が<strong>エンキドゥ</strong>で、彼は野獣のような生活を送ることになります。</p>
<p>しかし、その野性味も娼婦との生活でしだいに落ち着きはじめ、彼は友となり得るギルガメシュのうわさを聞きつけ、ウルクへと足を弾ませました。</p>
<p>一方のギルガメシュも彼の到来を楽しみにしていましたが、ギルガメシュと出会ったエンキドゥは彼に関する悪評を耳にすると、それに憤慨。</p>
<p>二人は大乱闘を繰り広げた末、お互いに力を認め合い親友となりました。</p>
<p>こうして終生の友人となった二人は、世界中を冒険して飛び回ることになるのです。</p>
<h2><span id="toc3">こんな人に読んでほしい</span></h2>
<div class="blank-box">
<p><strong>・Fateのギルガメッシュが好き</strong></p>
<p><strong>・古代文明というものにロマンを感じる</strong></p>
<p><strong>・人類最古の物語を知りたい</strong></p>
</div>
<h2><span id="toc4">ギルガメッシュ叙事詩の作品紹介・読み方解説</span></h2>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class=" wp-image-1327 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/220px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862.jpg" alt="ギルガメシュ　石碑" width="195" height="455" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/220px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862.jpg 220w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/220px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862-129x300.jpg 129w" sizes="(max-width: 195px) 100vw, 195px" /><span class="quote">ギルガメシュ（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>次に、本作に関する作品紹介と読み方の解説を行っていきます。</p>
<p>紀元前の物語ということもあって、このあたりの解説もマメ知識として頭に入れておくとよいでしょう！</p>
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          </div>

</div>

<h3><span id="toc5">古代メソポタミアで成立し、様々な言語や場所で受け継がれてきた</span></h3>
<p>まず、本作は世界最古の文明「古代メソポタミア文明」で成立した作品ではありますが、残念ながら完成当時の原稿や石碑は現存していません。</p>
<p>現存していて最古のものは、紀元前2000年ごろに執筆された<strong>「写本」</strong>と確認されています。</p>
<p>これはシュメール語で書かれた書記学生の練習品と目されており、当時の人々もまさかこの文書が現代まで残存しているとは思っていなかったでしょう…。</p>
<p>他にもいくつかのバージョンが存在するのですが、一般に我々が知っている『ギルガメシュ叙事詩』は紀元前1300年～1200年ごろに古代バビロニアで完成した「標準バビロニア語」で書かれたものです。</p>
<p>ここから、我々の知っている本作は<strong>「標準版」</strong>と呼称され、当時の古代文明においてこの物語が広く流布していたことを示しています。</p>
<p>ちなみに、紙もペンも存在しない時代の作品ですから、内容は<strong>粘土板に楔形文字</strong>で刻まれました。</p>
<p>発見されたのは比較的近年になってからで、1872年のことであると言われています。</p>
<h3><span id="toc6">旧約聖書の「ノアの箱舟」に類する話が収録されている</span></h3>
<p class="text-pos"><img loading="lazy" decoding="async" class="wp-image-1328 aligncenter" src="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/400px-Michelangelo_Buonarroti_020.jpg" alt="ミケランジェロ　洪水　ノアの箱舟" width="664" height="257" srcset="https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/400px-Michelangelo_Buonarroti_020.jpg 398w, https://koten-ibuki.com/wp-content/uploads/2019/07/400px-Michelangelo_Buonarroti_020-300x116.jpg 300w" sizes="(max-width: 664px) 100vw, 664px" /><span class="quote">ミケランジェロ『洪水』（出典：Wikipedia）</span></p>
<p>この作品が発見されるまで、『旧約聖書』こそが全ての物語の始祖と考えられていました。</p>
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<p>それはアダムとイヴの世界創造神話からも想像ができるかもしれませんが、本作の存在はそうした宗教観に大きな影響を与えたのです。</p>
<p>その事実は西洋社会に大きな衝撃をもたらすとともに、本作の知名度を大きく押し上げる要因にもなりました。</p>
<p>また、『旧約聖書』だけでなくギリシア神話など世界中の神話に多大なる影響を与えており、古代文明社会において本作を知っていることは、一種の常識であったのかもしれませんね。</p>
<p>ちなみに、宮崎駿監督が手掛けたジブリ作品<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB-Blu-ray-%E5%AE%AE%E5%B4%8E-%E9%A7%BF/dp/B00EODU3H4/ref=as_li_ss_tl?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB&amp;qid=1571902166&amp;sr=8-5&amp;linkCode=ll1&amp;tag=koten-ibuki-22&amp;linkId=379cb3b408b907997cb4498daa0e71be">『もののけ姫』</a>にも本作の影響を確認することができます。</p>
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          </div>

</div>

<h3><span id="toc7">日本でも訳書が多く簡単に本で読めるが、文章に欠けが多く注意を要する</span></h3>
<p>世界中を瞬く間に駆け回った「ギルガメシュ・ショック」は日本にも伝来し、1965年にはオリエント学者の矢島文夫氏によって日本語版の書籍が出版されました。</p>
<p>その後、1985年には筑摩書房にて文庫化がなされており、学校や公共の図書館でもかなり容易に読むことが可能です。</p>
<p>加えて、文庫化されていることからも分かるように、神を扱ってはいますが<strong>神話特有の「難解さ」「宗教的世界観」</strong>はあまり感じません。</p>
<p>むしろ人間の死生観や友情をメイントピックとして描いているため、本作よりはるかに後年に作成されたキリスト教文学よりも読みやすいのが特徴です。</p>
<p>そのため、「Fate」を見てギルガメシュに興味を持ったという方は、ぜひ訳書に挑戦してみてください！</p>
<p>ただし、一つだけ注意すべき点としては、なにぶん古い作品のため写本においても文字の欠損があり、文庫においても文章が途切れ途切れになっています。</p>
<p>そのあたりはなにぶん古い文学ですので、話を見失わないよう注意してください。</p>
<p><strong>※続きは次のページへ</strong></p>
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