日本文学 『吾輩は猫である』のあらすじや感想、内容の解説!「幸運を呼ぶ猫」をモデルに描いた漱石の出世作 「吾輩は猫である。名前はまだない。」 このあまりに有名な書き出しから始まる作品が、今回ご紹介する夏目漱石の小説『吾輩は猫である』です。 現代でも様々な作品のパロディになっているので、ほとんどの日本人がこのフレーズを知っていることでしょう。 ... 2020.05.15 安恵あゆみ 日本文学日本近現代文学
アメリカ近現代文学 『モルグ街の殺人』のあらすじや感想、内容の解説!森鴎外も訳した世界初の推理小説! コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズや、横溝正史の「金田一耕助」シリーズなど、名探偵が活躍するミステリ小説は世界中で生み出されてきました。 そして、現代も多くの作家の手によって、新たなミステリ小説が発表され続けています。 しか... 2020.05.03 ぶんちん アメリカ近現代文学アメリカ文学
日本文学 夏目漱石『坊っちゃん』のあらすじや感想、時代背景の解説!作者の教師経験を反映した「不完全」な勧善懲悪小説 どんなに国語が嫌いな人でも、夏目漱石の名前くらいは聞いたことがあるでしょう。教科書にも必ず掲載されている作家ですし、作品も一度は読んだことがあるのではないでしょうか。 しかし、いざ国語の授業で読まされてみたものの、そこから漱石の面白さに惹か... 2020.04.25 安恵あゆみ 日本文学日本近現代文学
日本文学 宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』のあらすじや感想、内容の解説!「本当の幸せ」とは何なのか? そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとおって、ときどき眼めの加減か、ちらちら紫むらさきいろのこまかな波をたてたり、虹にじのようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、野原にはあっちにもこっちにも、燐光りんこうの三角標... 2020.03.31 安恵あゆみ 日本文学日本近現代文学
日本文学 梶井基次郎の短編『檸檬』のあらすじや内容、舞台の解説!作中に登場する「檸檬」は何を意味している? 梶井基次郎の描く短編小説『檸檬』。 作品の名前くらいは、高校の教科書で誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。 しかし、その筋らしい筋の無いストーリーと唐突なラストに「一体作者は何が言いたいんだ!」と本をぶん投げたくなった人も多... 2020.02.19 北原 亘 日本文学日本近現代文学
日本文学 夢野久作『ドグラ・マグラ』のあらすじや感想、内容をわかりやすく解説!狂気の構成に魅了される一作 謎、というものに、どうしようもなくひきつけられることはありませんか? そもそも「生きていること」それ自体が大きな謎です。 だからこそ、謎に引き付けられるのは自然であり、ミステリが時代を問わず支持される理由なのかもしれません。 今回紹介する夢... 2020.01.30 川合大祐 日本文学日本近現代文学
日本文学 森鴎外『高瀬舟』のあらすじや感想、主題の解説!「足るを知る」ことと「安楽死」を描いた小説 さて、今回は日本の近代作家・森鴎外の『高瀬舟』について解説をしたいと思います。この作品、「とにかく硬くて地味」なイメージではないでしょうか。 『高瀬舟』というタイトルは「え?なんの船?」って感じですし、作者の森鴎外についても、「なんか小難し... 2019.12.25 ミネルバの梟 日本文学日本近現代文学
日本文学 『源氏物語』のあらすじや感想、読み方解説!女性たちが織り成す古典の最高傑作 日本の古典文学を語るうえで外すことのできない作品。これが『源氏物語』でしょう。 もはや今さら語るまでもない歴史的傑作ですが、その長さや読みづらさから古典の授業以外で読んだことがないという方も多いのではないでしょうか。 そこで、この記事では比... 2019.08.27 伊吹藤人 日本文学日本古代文学
日本文学 「斜陽族」を描いた滅びの文学!太宰治『斜陽』のあらすじや感想、解説・考察 皆さんは「滅び」というものについてどのようにお考えですか? 私個人の意見を述べさせていただけば、「滅び」は物悲しさを感じさせる一方で、この上のない「美しさ」を合わせ持つ現象であると考えています。 このサイトで以前紹介した「平家物語」で描かれ... 2019.07.18 伊吹藤人 日本文学日本近現代文学
日本文学 ナオミズムには要注意?谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』あらすじと感想、内容解説! 人として生まれたからには、誰もが一度は理想の相手と結ばれてみたいと願うもの。 しかし、当然ながらそのような人物と良好な関係を築くのはおろか、出会う事さえも難しいのが現実です。 そこで、人はある解決策を思い浮かべます。 「理想の相手がいないの... 2019.06.10 伊吹藤人 日本文学日本近現代文学