イギリス近現代文学

『わたしを離さないで』のあらすじや感想、解説と考察(ネタバレ有)!登場人物の描写が見事な小説

カズオイシグロの代表作『わたしを離さないで』のあらすじと感想を書いています!SFの要素もありながら青春恋愛の要素もある今作は、悲劇的ながら心に染みわたるような不思議な読了感を味わうことができます。映画やドラマだけでなく、原作を読んでみてほしい作品です!
日本文学

村上春樹『ノルウェイの森』の感想、解説と考察!直子とキズキと「私」の物語

大ベストセラーとして知られる、村上春樹の『ノルウェイの森』。死と再生を描いた内容は素晴らしく、文章も儚くも美しいもので構成されていますが、一方で読み手を選ぶ小説ということも事実です。この記事では、そうした点を徹底解説しています!
アメリカ近現代文学

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のあらすじや感想、内容の解説!ブレードランナーの原作になった歴史的SF作品

映画『ブレードランナー』の原作として、また特長のあるタイトルで知られるP・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(Do Androids Dream of Electric Sheep)。 異質なタイトルは数多くのパロディを生み...
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フランス近現代文学

『モンテ・クリスト伯』のあらすじや感想、時代背景を解説!「巌窟王」の名で日本でも親しまれた新聞小説

みなさん、ミステリ小説はお好きですか? 現代にはあらゆるジャンルのミステリ作品が発表されていますが、はるか昔に書かれた文学作品にも、ミステリの要素がふんだんに盛り込まれた作品が存在します。 今回ご紹介するフランス発の長編作品『モンテ・クリス...
日本文学

小説『君たちはどう生きるか』のあらすじや感想・作者の解説!原作として漫画化され大ヒットした教養書

「2018年に最も読まれた本」として書店に並んだ漫画『君たちはどう生きるか』。 新書として大ヒットした作品ですが、この本には原作があることをご存じでしょうか? その作品とは、今から約80年前の昭和12年(1937年)に出版された同名の小説『...
古典オピニオン

古典文学・研究書・論文を読む時でも「電子書籍」と「紙の本」は使い分けるべき!両方のメリットを場面別に比較

昨今はずいぶんと電子書籍が普及し、とくにコミックの分野においては主流として定着している感さえあります。 一方で、今回取り扱うような「古典文学・研究書・論文」といった「学術書」に関しては、まだ紙の本で読む人が圧倒的多数を占めているという印象は...
イギリス近世文学

ディケンズの描く冒険譚!『大いなる遺産』のあらずじや感想、結末の考察(ネタバレ有)

チャールズ・ディケンズの代表作『大いなる遺産』のあらすじ・感想を紹介!歴史的小説にして、産業革命を迎える直前期のイギリス社会を知るてがかりとしても価値のあるこの小説は、現代に生きる我々が読んでも十分に楽しめます!
日本文学

三島由紀夫『仮面の告白』のあらすじや感想、読み方の解説!「女を愛せない同性愛者」を描いた問題作

「三島由紀夫」といえば、連想されるのは右翼、筋肉、そして同性愛。 大蔵省を23歳で辞職した三島は本作『仮面の告白』で作家としての地位を固めました。 実質的な文壇デビューを果たした作品のテーマが同性愛とは、これだけで十分センセーショナル。 し...
中国近現代文学

魯迅の描く短編「狂人日記」「阿Q正伝」「故郷」のあらすじや感想、解説

中国文学で非常に重要な作家と位置付けられている魯迅。代表作の狂人日記・阿Q正伝・故郷を解説します。近代の中国民衆を批判的に描き、社会の問題点を暴き出すその文章は、歴史的に重要なものであったといえます。
日本文学

夢野久作『ドグラ・マグラ』のあらすじや感想、内容をわかりやすく解説!狂気の構成に魅了される一作

謎、というものに、どうしようもなくひきつけられることはありませんか? そもそも「生きていること」それ自体が大きな謎です。 だからこそ、謎に引き付けられるのは自然であり、ミステリが時代を問わず支持される理由なのかもしれません。 今回紹介する夢...