一斉休校や文化施設の休館に伴い、無料公開されている本・雑誌のまとめ【随時更新】

古典入門
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もはや日本人で知らない人はいないであろう「コロナウイルス感染拡大」のニュース。

影響は多方面に表れており、エンタメの分野においても多数のイベントや施設が公開を取りやめる事態に発展しています。

当サイトに関連する部分だけでも

・史跡、文学館などの公開中止

・各種イベント、研究会の取りやめ

・図書館の臨時休業

…などなど、具体例を挙げることさえ困難なほどのダメージがあります。

しかし、そんな緊急事態を前に、「外出が難しい方」や「学校の閉鎖で学びがストップしてしまった方」に向けて、出版社が雑誌や文学作品を無料公開していることをご存じでしょうか?

今回の記事では、一斉休校や文化施設の休館を受けて無料公開に踏み切った各種書籍を紹介していきます。

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無料公開されている雑誌・単行本

週刊少年ジャンプ

言わずと知れた日本最高の週刊漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、2020年1号から13号までの期間限定公開を行っています。

ツイートにもあるように、閲覧できるのはマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」と集英社の総合電子書店「ゼブラック」上。

ただし、3月2日現在は「少年ジャンプ+」がアクセス急増にともなってエラーを出す状態にあり、公式でもお詫びのメッセージが出されています。

月刊コロコロコミック

漫画雑誌の中でもとくに低年齢層からの支持が厚い『月刊コロコロコミック』は、1月号を無料公開する措置を発表しました。

ジャンプと同様に小学館運営の「小学館eコミックストア」でのみ閲覧可能で、今後刊行予定の書籍についても順次公開していくと発表しています。

配信スケジュールは以下の通り。

3月9日「月刊コロコロコミック2月号」「コロコロイチバン!2月号」

3月16日「月刊コロコロコミック3月号」「コロコロイチバン!3月号」

3月23日「コロコロイチバン!4月号」

なお、配信期間については3月中を予定しているとのことです。

小学館の各種少女コミック

『月刊コロコロコミック』同様に、小学館が刊行している各種少女コミックについても無料公開が発表されました。

対象作品は

「Sho-Comi」「Cheese!」「ちゃおデラックス」「ベツコミ」「プチコミック」「月刊flowers」

の全6誌。

雑誌ごとに対象となる巻は異なりますが、どれもバックナンバーを3月2日〜3月15日に配信するという点では共通しています。

コロコロ同様に「小学館eコミックストア」での限定配信となりますので、詳細は公式サイトを確認してください。

サンデーの各種コミック

「少し早い春休みに入られた小中学生」への支援策として、サンデーが各種コミックを無料公開すると発表しました。

キャンペーンは全部で3本立ての仕様となっており

①『ハヤテのごとく!』(全52巻)『史上最強の弟子ケンイチ』(全61巻)『結界師』(全35巻)全148冊(~3月7日)

②「週刊少年サンデー」2020年1号~12号(~3月31日)

③「サンデーうぇぶり」の合計100作品の1~3巻(~3月16日)

という感じ。

すべてのキャンペーンはサンデーの漫画アプリ「サンデーうぇぶり」上にて公開されるという点は同じですが、期間は異なるのでご注意を。

(追記:全巻無料キャンペーンの好評を受けて、新たに『MAJOR』『らんま2/1』などの有名漫画の全巻公開も決定したようです)

週刊少年チャンピオン

秋田書店が運営する週刊漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』も無料配信が決定しました。

今回公開されたのは、週刊少年チャンピオンの1号~12号。

すべて秋田書店運営の配信サイト「マンガクロス」上での公開となり、期間は3月31日までとアナウンスされています。

集英社の女性向け漫画雑誌

集英社の刊行する女性向け漫画雑誌についても、無料公開が決定されました。

対象となるのは、

「りぼん」2019年4月~20年3月号

「別冊マーガレット」20年1~2月号

「クッキー」19年11月号、20年1月号

「ココハナ」20年1~3月号

「ザ マーガレット」vol.29~31

公開は3月31日までで、電子書籍ストア「マーガレットBOOKストア!」にて読むことが可能。

また、スマホの漫画配信アプリ「マンガMee」上でも、「紳士同盟+」「メイちゃんの執事」「センセイ君主」の全三作を11日まで公開するとも公表されています。

KADOKAWAの児童書

数多くの児童向けシリーズ作品を刊行するKADOKAWAも、作品の中から選りすぐられた全207冊の児童書を無料公開しています。

具体的には、児童文庫シリーズ「角川つばさ文庫」を中心に、漫画学習シリーズの『どっちが強い!?』『日本の歴史』などから選書されています。

配信は自社サイト「ヨメルバ」に加えて、「BOOK☆WALKAR」でも行われています。

ジャンプやコロコロは「ヒマになってしまった学生向け」といった感じですが、こちらは「自宅学習に悩む児童や保護者向け」といった印象。

ちなみに、同じくKADOKAWAが運営する通信制高校「N高等学校」のオンライン学習アプリも無料で利用することができるので、自宅学習に悩む学生や保護者の方は一度目を通してみてください。

ベネッセの電子図書館「まなびライブラリー」

数多くの教育コンテンツでお馴染みのベネッセは、本来進研ゼミ会員にのみ配信している学習教材の一部公開を表明しました。

書籍にかかわる部分では、電子図書館「まなびライブラリー」に収録されている約1000冊の本を配信すると発表されています。

「まなびライブラリー」については3月23日23時までの限定公開ですが、古典文学の刊行でお馴染み・岩波書店のTwitterによると、『星の王子さま』をはじめとする岩波文庫の電子書籍が181冊利用可能。

学生の皆さんも、ぜひこの機会に古典へ触れてみてください!

今後、追従して無料公開に踏み切る出版社が増える可能性は高い

ひとまず、私が確認できる限り現段階で無料公開されている書籍はこれくらい。

もちろん、今後騒動が終息すれば無料公開される作品が増えることはないでしょうし、それが一番のことではあります。

しかしながら、コロナウイルス騒動の終息には時間がかかることも予想されるため、今後も混乱が長引けば同様の判断に至る出版社も多いと思われます。

当記事も、そういったニュースを確認次第、リストを更新していく予定です。

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参考:期間限定ではなく、常時無料で本や論文を公開しているサイト

上記の作品群は、「コロナウイルスの感染拡大に伴い、臨時で無料公開している書籍」でした。

しかしながら、世の中には期間を問わず「常時無料で本や論文を公開しているサイト」というものがあります。

すでにご存じの方も多いと思われますが、「本屋にも行きづらく、かといって図書館も閉まっている」という状況を前に、学習や研究・資料集めに苦慮していることが想定されます。

なので、ここでは私がよく利用するサイトをまとめてみました。

青空文庫

著作権切れの文学作品を完全無料で楽しめる「青空文庫」

もはや言うまでもないかもしれませんが、この非常時にこそ光り輝くサイトだと思っています。

普段図書館を使って本を読んでいる方にとって、現状はかなりストレスフルなものでしょう。

仕事やイベントが中止に追い込まれた例に比べれば「図書館が使えない」など些末な問題かもしれません。

しかし、「イマ、読みたい作品が読めない」というのは、気分を害するには十分です。

青空文庫はその性質上、著作権の切れた古典作品しか配信されていません。

古典作品に抵抗がある方にとっては、大した意味もないと感じてしまうでしょう。

ところが、なんといっても青空文庫の作品は完全に無料。しかも、本を手にするのに外出する必要がありません。まさに、コロナウイルスが流行する今にうってつけのサービスです。

前々から読みたい作品があったという方も、ヒマだから古典に挑戦してみようという方も、ぜひ一度利用してみてください。

参考記事:古典小説好きがKindle端末を買うべき5つの理由!電子書籍で青空文庫を楽しもう
参考記事:無料のネット図書館・青空文庫はなぜ「最強」か:おすすめの利用方法や意外なデメリットを愛用者が解説

CiNii Articles

日本全国で公開された論文を収集し、無料で公開している「CiNii Articles」

こちらは青空文庫と比べればやや専門的な内容にはなりますが、調べものをするには最適です。

書籍化されていない論文へのリンクが収録されているだけでなく、本文を閲覧できるものへの絞り込みや被引用回数順の並べ替えなどにも対応。

図書館の休館で困っている方にはうってつけのサービスでしょう。

実際、私もライターとして歴史系の記事を書く場合には高い確率で関連論文に目を通すので、図書館の閉館はかなりのダメージなのです。

ふだん学術的に研究をしているおかげでCiNiiを知っており、今回も事なきを得ました。

が、仮にCiNiiがなければ、あるいはサービスを知らなければ、仕事にも困ってしまったと思います。

国立国会図書館デジタルコレクション

国が運営する図書館「国立国会図書館」に収蔵された作品がデジタル化のうえに収録されているのが「国立国会図書館デジタルコレクション」

専門性でいえばCiNiiと同等か、あるいはそれ以上のサービスです。

しかし、CiNiiは原則論文のみの収録なのに対し、こちらは国会図書館が所蔵している資料で、かつ権利的にクリアなものが多数公開されています。

古文書や古典作品はもちろんのこと、絵画や音源、脚本なども対象になっているのです。

調べものに役立つのももちろんですが、権利関係がクリアなので引用にも最適。

とても一昼一夜で見終わるような収蔵量ではないので、ヒマつぶしにもなるでしょう。

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